セッション

検索結果は7件です。

次世代シークエンサーによる膵神経内分泌腫瘍の癌関連遺伝子変異検索
横田 雄大(山梨大・1内科)
【目的】近年,次世代シークエンスによるWhole-genomeやWhole-exome解析から,膵癌をはじめとしたさまざまな疾患の遺伝子変異の全貌が明らかになりつつある.また,以前は困難とされていたFFPEサンプルでの広範囲な遺伝子変異検索もなされつつある.今回われわれは,膵神経内分泌腫瘍(PNET)の切除組織を用い,次世代シークエンスによる癌関連遺伝子変異検索を行った.【対象・方法】対象はPNE...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍2)

進行膵癌合併DICにおけるトロンボモジュリンα製剤の有用性の検討
松田 健二(筑波学園病院・消化器内科)
【背景】進行膵癌において,初診時に播種性血管内凝固症候群(以下DIC)を合併していることは稀に経験し,ナファモスタットメシル酸塩等を併用しながら化学療法に踏み切ることもある.トロンボモジュリンα(以下TMα)はDIC治療薬として感染や膵炎などで使用されているが,膵癌に合併したDICに対するエビデンスが十分に確立されていない.【目的】進行膵癌に合併したDICに対するTMαの有効性を検討する【方法】2...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍2)

膵癌化学療法のFDG-PETによる治療効果判定について
友影 美貴(公立松任石川中央病院・消化器内科)
【目的】膵癌の診断およびその治療効果判定においてFDG-PETを用いる機会が増えている.当院における膵癌のFDG-PETを用いた化学療法の治療効果判定について検討した.【対象・方法】2008年1月から2012年12月の期間中に膵癌と診断し化学療法を施行した32例中,治療効果判定にFDG-PETを施行した12例を対象とした.主病変および遠隔転移に対する治療効果をCT,FDG-PETにより評価した.C...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍2)

当院における膵内分泌腫瘍切除例の検討
塚野 航介(島根県立中央病院・消化器科)
【目的】膵内分泌腫瘍は膵腫瘍の1~2%とされ,典型的には多血性の腫瘍であり,各種画像検査において強い早期濃染像を呈する比較的稀な膵腫瘍とされる.当院における膵内分泌腫瘍について検討する.【対象】2000年4月~2012年3月の期間に,当院で手術を行い病理組織学的に膵内分泌腫瘍と診断された9例を対象とした.【結果】症例の内訳は男性1例,女性9例.平均年齢62.7歳で,基礎疾患としてMEN-Ι型を1例...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍2)

切除不能膵癌患者の栄養指標におけるパンクレリパーゼ製剤の短期的効果の検討
斎藤 友隆(東京大・消化器内科)
【目的】進行膵癌症例の多くは膵外分泌機能低下に伴う消化吸収能力低下を来たすと思われ,パンクレリパーゼ製剤(リパクレオン)がそのような症例の栄養状態改善に有効かを検討した報告は本邦で乏しい.今回,我々は切除不能膵癌化学療法施行症例にパンクレリパーゼを投与し,栄養指標の推移に与える短期的効果を明らかにすることを目的とした.【方法】(1)膵癌の初回化学療法開始時にパンクレリパーゼを導入した23例(男女比...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍2)

当院における膵がん教室の取り組み
中川原 寿俊(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科)
【背景】 がん患者に対する全人的医療が普及する中,治療をうける際に病状・治療内容を理解し,利用可能なサービス・支援などの情報を提供することが重要である.しかし,予後不良で病態・病状が複雑な膵がん患者では,十分なサービスが行われているとは言い難い.これに対し国立がんセンターを中心に,患者の理解度の向上と治療への積極的な参加を目的とした「膵がん教室」が開催され,その有効性が報告されている.当院において...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍2)

膵癌発見契機と膵切除後の予後
竹村 信行(東京大・肝胆膵外科)
【はじめに】膵癌の発見契機として主なものは,膵頭部領域では黄疸,体尾部領域では疼痛であるが,健診や多疾患のフォロー中に偶然発見される症例もある.当施設で切除を施行した137の通常型膵癌患者の発見契機別と予後を検討した.【対象と方法】2003年より2012年までの間に当院で膵切除を行った膵癌患者137例(膵頭十二指腸切除(PD)93例,膵体尾部切除(DP)44例)の発見契機とStage,腫瘍最大径,...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍2)