セッション

検索結果は7件です。

当院における重症急性膵炎の治療成績
益田 和彦(庄原赤十字病院・内科)
【目的】重症急性膵炎に対しては的確な重症度の判定とそれに応じた治療が必要とされる.2008年10月に改訂された重症判定基準によって評価した当院における約8年間の重症急性膵炎24症例の治療成績を明らかにした.【方法】対象は当院において2006年7月から2013年2月までに経験した重症急性膵炎24症例.それぞれ背景因子,性別,年齢,成因,入院日数,予後因子およびCTgrade(厚生労働省急性膵炎重症度...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(膵炎)

急性膵炎後の経過観察中に発見された膵癌症例の検討
景岡 正信(藤枝市立総合病院・消化器内科)
【目的】急性膵炎の成因として稀ではあるが膵癌があげられる.また一方急性膵炎後の経過観察中に膵癌が発見されるケースもある.今回急性膵炎後の経過観察中に発見された膵癌症例を検討した.【対象と方法】1991年9月から2011年5月までの間に当科にて急性膵炎と初回診断され6ヶ月以上経過観察された186例を対象とし,膵癌発症を検討した.なお急性膵炎には慢性膵炎の急性増悪やERCP後急性膵炎は含まない.【結果...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(膵炎)

当院における蛋白分解酵素阻害薬・抗菌薬膵局所動注療法の検討
片桐 真矢(上尾中央総合病院・消化器内科)
【目的】本邦における急性膵炎診療ガイドライン2010では,蛋白分解酵素阻害薬・抗菌薬膵局所動注療法(以下,動注療法)は推奨度C1に位置付けられている.その開始基準や投与薬剤の種類と量,継続期間については明らかではない点が多い.当施設における動注療法について検討したのでここに報告する.
【方法】2007年1月から2013年2月まで当施設で診療した厚生労働省急性膵炎重症度判定基準における重症急性...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(膵炎)

ER-P困難例な閉塞性膵炎に対し膵管穿刺ドレナージ術を施行した3例
町田 卓郎(北海道消化器科病院・内科)
<はじめに>膵頭十二指腸切除後や慢性膵炎など膵管狭窄に伴う膵炎の治療は内視鏡的膵管ドレナージを選択することが多いが,内視鏡的に膵管へのアプローチが困難である症例も経験する.今回,我々は,内視鏡的膵管ドレナージ困難な膵管狭窄に伴う膵炎症例に対し,膵管穿刺・ドレナージ術を施行した3例(経皮的ドレナージ2例,超音波内視鏡下ドレナージ1例)を経験した.<症例>症例1 65歳男性,胆管癌の診断にて膵頭十二指...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(膵炎)

急性期にERPにより診断し得たIIIb型膵損傷4症例の経験
宜保 淳也(麻生飯塚病院・消化器内科)
膵損傷は腹部外傷の3.1~6.2%といわれ比較的稀な外傷である.治療方針決定に最も重要な情報は主膵管損傷の有無とされるが,その評価は必ずしも容易ではない.【症例1】20歳,男性.平成22年8月バイクで走行中に乗用車と正面衝突し受傷.CTにて膵体部の低吸収域と血管外造影剤漏出像あり.受傷13時間後にERPを施行し,膵体部主膵管の断裂と造影剤の漏出あり.IIIb型膵損傷と診断し受傷16時間後に膵体尾部...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(膵炎)

慢性膵炎の経過中に著明な出血性貧血を認め血管内治療を行なった3例の検討
深見 裕一(土浦協同病院・消化器内科)
【症例1】48歳男性.飲酒歴あり吐血にて受診した.腹部CTで膵の石灰化,胃体後壁に深い潰瘍と膵尾部との連続性を認め,上部消化管内視鏡検査(GS)で胃体上部後壁の瘻孔と瘻孔内の凝血塊を認めた.慢性膵炎による膵仮性嚢胞の胃穿通と仮性動脈瘤からの出血を疑った.経過で出血性ショックとなり緊急血管塞栓術を行なった.血管造影にて左胃動脈の末梢に仮性動脈瘤を認め,同部位を塞栓した.合計28単位の赤血球濃厚液(M...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(膵炎)

膵石症治療の短期・長期成績
大山 広(千葉大附属病院・消化器内科)
【目的】当科における膵石症治療例を検討し,短期治療成績,長期経過後の治療効果を明らかにする.
【方法】対象は,1991年から2012年までに当科で膵石治療を施行した膵石症227例(男性173例,女性54例).平均年齢は48.8歳(5-78歳),成因はアルコール性149例,非アルコール性78例であった.治療適応は有症状の膵管内膵石患者で,治療方針はESWLと内視鏡治療を併用した.治療効果のうち...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(膵炎)