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検索結果は7件です。

TS1膵癌7例の検討
水谷 泰之(東海中央病院・消化器内視鏡センター)
【目的】TS1膵癌は主病巣の最大径が2.0cm以下の膵癌であり,通常型膵癌の中では予後良好とされている.今回われわれはTS1膵癌の臨床像・画像所見について検討を行った.【方法】2008年1月から2013年2月までの間に当院消化器内科においてTS1膵癌と診断された7症例を検討した.検討項目は1)臨床的特徴,2)画像所見,3)ブラシ細胞診・EUS-FNA,4)術後経過とした.【成績】1)7例の平均年齢...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(診断)

US Elasticity Imaging (shear wave法)を用いた慢性膵炎の弾性率の検討
桑原 崇通(名古屋大大学院・消化器内科学)
【目的】組織弾性率の算出が可能な超音波を用いたUS Elasticity Imaging (shear wave法,以下SW法)を用いて慢性膵炎の弾性率を測定し,正常膵の弾性率と比較検討した.【方法】2012年10月からの4か月間に,Philips社製iU22を用いたSW法により膵弾性率を測定した78例を対象とした.対象の内訳は正常膵58例(平均57.5歳,男女比35:23),慢性膵炎20例(平均...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(診断)

膵腫瘍の診断マーカーとしてのムチン発現解析
新原 亨(南風病院・消化器内科)
【目的】膵癌や,亜型により予後の異なる膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)の正確な診断はしばしば困難を極める.これまでの当院関連施設人体がん病理学での研究において,膵癌は MUC1 [+]・MUC2 [-]・MUC5AC [+], intestinal-type IPMN は MUC1[-]・MUC2[+]・MUC5AC[+], gastric-type IPMN は MUC1[-]・MUC2[-]・...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(診断)

膵疾患における造影超音波検査の有用性
橋本 千樹(藤田保健衛生大・肝胆膵内科)
【目的】ソナゾイドによる造影超音波検査は血流評価に優れた検査法の一つであるが,膵疾患の診断にはソナゾイドによる造影超音波検査は保険適応となっていない.今回我々は当院の倫理委員会の承認を得て膵疾患の診断における造影超音波検査の有用性を検討した.【対象と方法】2007年1月から2012年9月までに当院で造影超音波検査を行った膵疾患症例 311例を対象とした.内訳は膵癌 180例,IPMN 48例,自己...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(診断)

膵腫瘤性病変におけるEUS-FNA検体を用いたK-ras遺伝子変異解析の検討
原田 賢一(鳥取大・機能病態内科)
【はじめに】膵管癌におけるK-ras遺伝子変異は90%を超えるとされており,非腫瘍性病変との鑑別に有用であるとの報告がある.超音波内視鏡下穿刺吸引生検(EUS-FNA)で採取される検体は微量ながら,組織診のみならず分子生物学的手法を用いた遺伝子検索も行われている.今回,膵腫瘤性病変における同検体を用いたK-ras遺伝子変異解析の検討について報告する.【対象】2012年4...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(診断)

膵動静脈奇形の臨床像と画像所見の検討
長川 達哉(札幌厚生病院・2消化器科(胆膵科))
膵動静脈奇形(膵Arterio-venous malformation,以下膵AVM)症例をretrospectiveに検討し,その臨床像と画像的特徴を明らかにした.対象は1993年1月より2010年12月までに当科において精査を行った膵AVM8例(うち切除4例)であり,年齢は41~73歳,全例男性であった.病変の占拠部位は頭部2例,体尾部6例で,限局性病変が2例,瀰慢性病変が6例であった.腹痛精...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(診断)

膵癌高危険群囲い込みにおけるMRI/MRCPの意義
佐々木 賢(名張市立病院)
【目的】膵癌の年間死亡率は年々増加しているが,早期診断は困難である.早期診断を目的としたUS,CT,MRIはそれぞれ長所,短所があり組み合わせて診断をすることが勧められている.一方,膵癌の危険因子として,膵のう胞,慢性膵炎などが知られている.そこで,今回我々は膵管,膵のう胞性の描出に優れているMRI/MRCPを用いて,これらの膵がん高危険因子の陽性者の頻度について検討した.【方法】当院で施行された...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(診断)