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検索結果は6件です。

大腸癌術後経過中に出現し,多発性腫瘤病変を呈した自己免疫性膵炎の一例
平松 慎介(大阪市立総合医療センター・消化器内科)
症例は70歳代,男性.2008年6月にS状結腸癌と直腸癌に対して手術を施行し,病理結果はS状結腸癌がT3N1M0,StageIIIA,直腸癌がT2N0M0,StageIIであった.2010年4月のCTでは膵に腫瘤を認めなかったが,10月のCTで膵頭部と膵尾部にそれぞれ径3cm大の腫瘤を認めた.血液検査では腫瘍マーカーの上昇はなく,IgG4が267mg/dlと上昇を認めた.腹部エコーとEUSでは膵頭...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-症例報告4

薬剤性ループスに自己免疫性膵炎を合併した1例
高田 裕(兵庫県立尼崎病院・消化器内科)
薬剤性ループスに自己免疫性膵炎を合併して発症した一例を経験した.【症例】79歳,男性【主訴】上腹部痛,発熱,全身倦怠感【既往歴】76歳:肺結核,79歳:関節炎【現病歴】当院呼吸器内科で2007年11月から2008年6月まで肺結核に対しイソニアジドを投与し内服加療をされた.その後経過観察中の2010年9月上旬より上腹部痛,発熱,全身倦怠感を自覚していた.同時期より血液検査で汎血球減少を指摘されていた...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-症例報告4

自己免疫膵炎の経過観察中に発症した膵癌の一例
長尾 健太(東京女子医大・消化器内科)
【症例】64歳 男性【主訴】なし【既往歴】特記すべきことなし【家族歴】特記すべきことなし【生活歴】飲酒:機会飲酒 喫煙:1日15本を40年【現病歴】2002年3月閉塞性黄疸を主訴に近医を受診した。下部胆管、肝門部胆管に狭窄を認め、胆管癌が疑われ、胆道ドレナージにて経過観察されていた。同年7月の画像検査で病変の改善を認め、IgG4高値、胆汁細胞診陰性、尾側膵管の拡張を伴わない膵頭部主膵管狭窄などより...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-症例報告4

肝偽腫瘍を伴ったIgG4陽性自己免疫性膵炎の一例
吉田 佐知子(群馬大附属病院・病態制御内科学)
【症例】74歳、男性【現病歴】平成20年より前立腺肥大症で近医加療中。平成22年6月に高血糖指摘、スクリーニングの腹部エコーで胆管拡張を指摘され前医紹介となった。前医CT、ERCP検査で膵臓の瀰漫性腫大、胆管拡張などが認められまた血清IgG4高値もありIgG4関連硬化性胆管炎、自己免疫性膵炎が疑われ当科紹介入院となった。【既往歴】肝嚢胞、前立腺肥大、【現症、経過】身長166.7cm、体重48.4k...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-症例報告4

膵外病変として胃粘膜下腫瘍を認めた自己免疫性膵炎の1例
宮原 広典(鹿児島厚生連病院・消化器内科)
【背景】自己免疫性膵炎の膵外病変の報告は多数存在するが、消化管に関する報告は少ない。手術症例や内視鏡下の生検による検討などにおいても、IgG4陽性形質細胞の胃粘膜への浸潤は認めるものの、他の膵外病変で認められるような著しい線維化や閉塞性静脈炎の報告はない。今回、われわれは、膵外病変として胃粘膜下腫瘍を認めた自己免疫性膵炎の症例を経験したので報告する。
【症例】症例は58歳男性。2006年5月...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-症例報告4

膵癌との鑑別に苦慮した腫瘤形成性膵炎の一例
井上 浩一(八尾市立病院・消化器内科)
症例;70歳男性 主訴:褐色尿,黄疸 既往歴:なし 現病歴:2010年12月中旬から褐色尿、黄疸を認めた。12月下旬に当院受診。血液検査にて黄疸及び肝機能異常(T-Bil 5.2 g/dl D-Bil 4.4 g/dl AST 447 IU/l ALT 623 IU/l)を認め、精査加療目的にて同日入院となった。入院時現症:バイタルに異常を認めず。眼球結膜に黄染(+)、腹部異常所見認めず、血液検...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-症例報告4