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検索結果は6件です。

進行消化器癌患者における血漿VEGFと末梢血サイトカイン産生能・制御性Tリンパ球との関連についての検討
坂元 直行(百万遍クリニック)
【背景】血管内皮増殖因子(VEGF)は腫瘍の進展において、血管新生および転移などに関与することが分かっている。さらに近年、VEGFのTリンパ球分化における関与や免疫抑制性未熟樹状細胞の集積への関与など、免疫機能への作用を示唆する報告もみられる。しかし、血漿VEGFが単核球などからのサイトカイン産生能や循環制御性Tリンパ球(Treg)数に与える影響についての報告はない。今回、進行膵癌、胃癌患者におけ...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-腫瘍1

K-ras遺伝子解析を用いた膵腫瘍の悪性度・予後予測の検討-EUS-FNA検体を用いて
小倉 健(愛知県がんセンター中央病院・消化器内科)
【背景】K-ras遺伝子変異は膵管癌(PC)の90%以上に認められる。既に我々は、EUS-FNA検体を用いたK-ras遺伝子変異の解析が、膵腫瘤に対する良悪性の鑑別に有用であることを報告してきた。しかし、K-ras遺伝子変異の有無や変異の種類において膵腫瘍の悪性度・予後予測を行った報告は少ない。 【目的・方法】2004年3月から2009年9月までに膵腫瘤性病変に対してEUS-FNAが施行され同時に...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-腫瘍1

末梢血サイトカインプロファイルからみた膵癌の悪性度 ―特にQOLに関しての検討―
石川 剛(京都府立医大大学院・消化器内科学, 京都府立医大・がん免疫細胞制御学)
【背景】膵癌は悪性度が極めて高く、その生命予後は悪性腫瘍の中で最も不良なものの一つである。さらに膵癌は悪液質や疼痛等のがん関連症状の出現頻度が高く、QOLの観点からも悪性度が高い。一方、がん関連症状と循環サイトカインの関連性についての報告が近年いくつかみられる。今回、末梢血サイトカインプロファイルから進行膵癌患者のQOLについて検討した。【対象・方法】膵癌患者46例(男22例、女24例、平均年齢6...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-腫瘍1

膵癌における血中調節性T細胞を指標とした早期診断の可能性と理論的根拠
池本 哲也(徳島大・外科)
【背景】我々は膵癌患者において末梢血中調節性T細胞(Treg)が臨床的病期と相関があることを報告してきた(Pancreas 2006)が、この機序は不明である。そこでIPMNおよび通常型膵管癌について、活性化Tregを誘導するとされるIndolamine 2,3-deoxygenase(IDO)を介した局所のTreg誘導、末梢血中Tregとの相関を解析し、新たな膵管癌のバイオマーカーとしての可能性...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-腫瘍1

切除不能進行膵癌に対するGSK3βを標的とした新規治療戦略
島崎 猛夫(金沢医大・腫瘍内科学, 金沢大がん進展制御研究所・腫瘍制御, 金沢医大病院・集学的がん治療センター)
膵癌の多くは高度の局所浸潤や遠隔転移のため切除不能の状態で診断される.ゲムシタビン(GEM)による化学療法が切除不能膵癌の標準治療とされているが,GEM単剤療法を大きく凌駕する治療法は報告されていない.膵癌に対して現在,細胞増殖因子や血管新生因子経路を標的とする治療法の第3相臨床試験が実施されているが,その効果は期待とは程遠い状態であり,新たな標的分子の同定が望まれている.Glycogen syn...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-腫瘍1

切除不能膵癌に対する新規腫瘍抗原と腫瘍新生血管を標的としたHLA-A*2402拘束性エピトープペプチドを用いたS-1併用ペプチドワクチン療法第I相臨床試験
細川 雅代(札幌医大附属病院・1内科)
【背景】切除不能膵癌患者に対して新規腫瘍抗原KIF20Aと腫瘍新生血管に特異的に発現しているVascular Endothelial Growth Factor Receptor 1 (VEGFR1)及びVEGFR2 を分子標的として、HLA-A*2402拘束性エピトープペプチドを皮下投与し、S-1による化学療法を併用する第I相臨床試験を行った。【対象と方法】HLA-A*2402を有するStage...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-腫瘍1