セッション

検索結果は4件です。

膵長径の検討
猪股 英俊(清田病院・消化器科)
【目的】膵の超音波検査では、ほとんどの例で尾部に死角が存在し、また、膵体尾部は解剖学的メルクマールがないため、超音波検査にて描出されない範囲がどのくらいあるのか判り難い。そこで、膵の長径と超音波で描出された部分が、判れば差し引くことで、描出されていない領域が、わかるはずである。ここに膵長径を知る事の意味がある。 以前、われわれは健常人ボランティア20名でCT上での膵長径を報告しているが、今回は臨床...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-診断・急性膵炎

膵上皮内癌診断における膵管異常の拾い上げ
多田 大和(川崎医大・肝胆膵内科学)
【目的】膵癌は極めて予後不良であり、現時点での唯一の根治療法は上皮内癌や微小浸潤の段階で発見して外科的切除することである。画像診断の進歩により膵小腫瘤の発見は散見されるようになってきたが、上皮内癌の診断は極めて稀である。膵癌高危険群の囲い込みが確立されていない現状を踏まえ、当科および関連施設において診断された上皮内癌の臨床病理学的特徴をもとにして、早期膵癌診断契機としての膵管異常検出の有用性につい...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-診断・急性膵炎

ERCP後膵炎予防における膵管ステントの有用性の検討
長 竜彦(東京北社会保険病院・消化器内科)
【目的】ERCP後膵炎の予防に対して膵管ステントの有用性が報告されているが、効果については不明の点が多い。今回我々はERCP後膵炎に対しての膵管ステント留置の有用性について検討した。
【方法】膵管ステント留置を導入した2008年7月から2011年2月までに当院でERCPを施行した322症例を膵管ステント留置群51例(男性26例、女性25例、平均66.9歳)、膵管ステント未留置群(男性153例...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-診断・急性膵炎

内視鏡的乳頭切除術における術後膵炎予防の工夫-膵管ガイドワイヤー留置下内視鏡的乳頭切除術-
原野 恵(山口大大学院・消化器病態内科学)
【目的】近年、十二指腸乳頭部腫瘍に対する低侵襲治療として、内視鏡的乳頭切除術(endoscopic papillectomy:EP)が施行されている。我々は十二指腸乳頭部腫瘍に対して完全生検による診断および治療目的でEPを施行してきた。術後膵炎予防目的で膵管ステント挿入を行う方針であるが、膵管挿管不能で重症急性膵炎を発症した例も経験している。そのため我々は確実な膵管ステント留置を目指し、膵管ガイド...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-診断・急性膵炎