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検索結果は6件です。

Siewert type Iとtype II-Barrett食道癌の手術症例数の変化と臨床病理学的差異
小出 直彦(長野県立木曽病院・外科, 信州大・消化器外科)
「目的」外科切除された食道胃接合部癌のtype I(AEGI)とtype II(AEGII)のうちBarrett腺癌(BA)の症例数の変遷と臨床病理学的差異を検討した.「方法」手術を行った食道癌278例(1990年代の前期84例,2000年以降の後期194例)と胃癌726例(前期318例,後期563例),計1159例(前期402例,後期757例)をもとに切除標本肉眼所見よりAEGIとAEGIIを分...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭(悪性3)

食道癌内視鏡切除後にみられる転移再発の特徴
山階 武(大阪府立成人病センター・消化管内科)
【背景】内視鏡治療の進歩により,多くの表在食道癌が内視鏡的に切除されるようになってきたが,転移再発に関する検討は少ない.今回我々は内視鏡切除後にみられる転移再発の特徴を明らかにするため,内視鏡切除後の経過観察例における再発時期や部位,再発後経過を外科手術症例と比較した.【方法】1995年1月から2010年11月までに当院で内視鏡切除した症例のうち,cT1N0の扁平上皮癌症例(ER群)を対象とし,深...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭(悪性3)

Barrett食道表在癌に対する治療方針の検討
田中 努(愛知県がんセンター中央病院・内視鏡部)
【目的】本邦でのBarrett食道表在癌の報告は少なく,その治療方針は未だ確立されていない.当院におけるBarrett食道表在癌治療例をもとに表在癌の治療方針につき検討した.【方法】2004年1月から2012年8月までの間に当院で治療を行ったBarrett食道表在癌23例(初回内視鏡治療12例,外科治療11例)を対象とし,深達度,転移の有無,治療後再発の有無を検討した.【結果】年齢中央値は,65歳...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭(悪性3)

消化管内視鏡と胸腔鏡下手術による低侵襲性ハイブリッドアプローチにより胸腔鏡下で切除しえた食道原発の巨大MALT lymphomaの1例
藤田 武郎(国立がん研究センター東病院・食道外科)
【はじめに】消化管は節外発生lymphomaの好発部位であるが,食道原発lymphomaの報告は極めてまれである.今回我々は術前診断に難渋し消化管内視鏡と胸腔鏡下手術による低侵襲性ハイブリッドアプローチにより胸腔鏡下で切除しえた巨大食道原発Mucosa-associated lymphoid tissue (MALT)lymphomaの1例を経験したので報告する.【症例】50歳代男性.既往歴・家族...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭(悪性3)

化学放射線療法にて加療した頸部食道腺癌の3例
藤井 茂彦(京都桂病院・消化器センター消化器内科)
【背景】食道癌の多くは扁平上皮癌であり腺癌は少なく,その中でも頸部食道病変は稀である.化学放射線療法(CRT)にて加療した頸部食道腺癌の3例を経験したので報告する.【症例1】60歳代,男性.主訴は嚥下時違和感.上部消化管内視鏡検査(GIE)にて食道入口部から門歯18 cmに2型腫瘍をみとめ,生検にて腺癌と診断.気管浸潤と頸部食道傍リンパ節の腫大をみとめ,cT4N1M0, stage IVa. FP...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭(悪性3)

SSBEに発症した若年者Barrett食道癌の1切除例
河村 英恭(がん・感染症センター都立駒込病院・外科)
【症例】30歳台男性,十二指腸潰瘍にて服薬加療後,およびHerIcobacter.PylorI除菌後の経過観察目的で施行した上部消化管内視鏡にて異常を指摘され,精査加療目的に当院紹介となった.身長163.1cm,体重84.1kg,BMI31.6,既往歴・家族歴に特記事項は認めなかった.嗜好歴に喫煙歴はなく,飲酒歴は機会飲酒程度であった.当院での上部消化管内視鏡では,上切歯列38cmよりBarret...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭(悪性3)