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検索結果は5件です。

アディポサイトカインSecreted frizzled-related prtein5 (Sfrp5) のマウス肝線維化における意義
茶谷 徳啓(大阪大大学院・消化器内科学)
【背景と目的】肥満は肝線維化を促進するが,その過程でアディポサイトカインが重要な役割を担っている.Wntシグナル阻害作用を持つSfrp5は新規アディポサイトカインとして近年同定された.一方,Wnt5aおよびその受容体Fr2発現が肝線維化過程で著明に上昇すること,Wnt5aが線維化促進に働くJNKを活性化させることが報告されている.しかし,Sfrp5の線維化過程における働きはいまだ不明である.そこで...

第55回日本消化器病学会大会肝硬変・肝線維化1

肝星細胞コラーゲン産生に対するIGF-Iの調節作用およびその機序の検討
西川 尚子(東京大附属病院・消化器内科)
【目的】血中IGF-Iの大部分は肝細胞で産生され,全身の様々な細胞の増殖,機能に重要な役割を果たしている.しかし,肝自体に対する作用に関しては不明な点が多い.肝硬変時には血中IGF-I濃度は低値となる.これに対して,ヒトにおけるpilot studyではIGF-I補充による肝機能の改善が認められ,ラット硬変肝モデルにおいてはIGF-I投与による肝線維化の改善等が報告されている.しかし,一方で,IG...

第55回日本消化器病学会大会肝硬変・肝線維化1

MMP-1トランスジェニックマウスモデルにおける肝線維化予防効果の検討
林 伸彦(金沢医大・肝胆膵内科)
【目的】肝の線維化には,慢性炎症がトリガーとなりKupffer細胞からのサイトカインの分泌,肝星細胞の活性化によるコラーゲン合成系と,Matrix-metalloprotainase (MMP)およびtissue inhibitor of metalloproteinase (TIOM)の分解系が複雑に関与している.近年,MMP-1が1型コラーゲンの分解に重要な役割を演じていることが指摘されている...

第55回日本消化器病学会大会肝硬変・肝線維化1

SOD1変異による肝星細胞活性化増強とTGF-βシグナルとの関連
青山 友則(順天堂大・消化器内科)
肝星細胞(HSC)の活性化制御は肝線維化進展阻止に重要である.我々はSuperoxide dismutase 1(SOD1)の変異がNADPHオキシダーゼ(NOX)1およびNOX4の過剰活性を誘導し,Reactive Oxidative Species(ROS)産生増強を経てHSCが活性化することを示し,SOD1-NOX1-NOX4の相互関係がHSC活性化に重要であることを報告した.一方,NOX4...

第55回日本消化器病学会大会肝硬変・肝線維化1

肝硬変患者におけるサルコペニアの検討
華井 竜徳(岐阜大・消化器病態学)
【目的】肝臓は蛋白,糖質,脂質代謝の中心臓器であるため,肝硬変患者において低栄養状態は高頻度に合併すると報告されている.肝硬変患者での上腕筋周囲(AMC)や握力の測定は,栄養状態の評価に有用であり,また予後にも関与するとの報告を散見する.近年,高齢化に伴うサルコペニアの合併が患者のQOLおよび予後に影響を及ぼすため関心が高まっているが,肝硬変患者におけるサルコペニアについて評価検討した報告は少ない...

第55回日本消化器病学会大会肝硬変・肝線維化1