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検索結果は5件です。

肝細胞におけるCK7の発現はPBCの予後予測に有用である
関 博之(岡山大・消化器・肝臓内科)
背景:PBC症例の大半は非常に緩徐な進行であるが,一部に急速に肝不全へと進行する予後不良例が存在する.しかし,この予後不良例を診断時に鑑別するのは難しく,血清GP210等の指標が提唱されているが未だ明確な指標はない.目的:PBC患者の予後の進展形式として診療ガイドラインでは黄疸や門脈圧亢進症が関わる3つの進展型が示され,黄疸先行型が予後不良とされている.そこで今回我々は,以前から着目している肝細胞...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝疾患3

原発性胆汁性肝硬変の障害胆管におけるendocytosis機能の低下
原田 憲一(金沢大・形態機能病理学)
【目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC)の胆管ではtight junctionの発現低下が報告されており,paracellular pathwayを介した胆管周囲と胆汁との間の透過性亢進が示唆されている.一方,胆管細胞内でのtranscellular pathway (transcytosis)による分子透過性については詳細不明である.caveolin, clathrinは細胞膜陥没構造を形成する主要...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝疾患3

原発性胆汁性肝硬変の障害胆管におけるエネルギー代謝と細胞死との関連
原田 憲一(金沢大・形態機能病理学)
【目的】原発性胆汁性胆管硬変(PBC)は慢性非化膿性破壊性胆管炎(CNSDC)と胆管消失が特徴である.我々は,PBCのCNSDCではperoxisome proliferator-activated receptor γ coactivator 1α (PGC-1α)/estrogen-related receptor α (ERRα)を介した解糖系から脂肪酸分解系への代謝の変換が見られる事を報告...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝疾患3

PBCにおける合併症予測因子に関する検討
藤永 幸久(県立奈良病院・消化器内科)
【目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC)の予後は門脈圧亢進症(PH)や肝細胞癌(HCC)などの合併症に規定され,予測因子として抗gp210抗体,抗セントロメア抗体等が知られているが,一般診療で全例測定することは困難である.今回,我々は日常診療で追跡可能な検査項目を用いて合併症予測について検討した.【方法】対象は1994年から2012年までに組織学的・臨床的にPBCと診断した32例(女性28/男性4,平...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝疾患3

PBC症例におけるBezafibrate導入の治療効果の有意性
長谷川 綾平(大垣市民病院・消化器内科)
【目的】PBCは慢性進行性の胆汁うっ滞性肝疾患であり,治療薬としてUDCAが第一選択薬となっているが,Bezafibrateとの併用で治療効果を示す症例も多く報告されている.今回,我々はUDCA単独群とUDCA+Bezafibrate併用群での治療効果について比較検討を行った.【方法】1990年1月から2012年9月までにおける当院でのPBC46症例において,病期,治療経過,診断時からの肝胆道系酵...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝疾患3