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検索結果は6件です。

アルコール性肝障害における血小板数の解析
狩山 和也(岡山市立市民病院・肝疾患センター)
【緒言】2012JDDWにて我々は「Alcoholic HCCの臨床的特徴」を発表し,アルコール性肝障害からの肝細胞癌(HCC)は血小板数が保たれているところからの発癌が多いと報告したが,そのデータはHCC治療目的入院時のもので既に断酒している状態での測定であった.今回,我々はアルコール性肝障害において断酒による血小板の推移を明らかにし,follow upにおける注意点を考察した.【方法】対象はア...

第55回日本消化器病学会大会薬物・アルコール性肝疾患

当院におけるタモキシフェン関連肝障害の検討
高橋 太郎(岩手県立中央病院・消化器科)
【背景・目的】タモキシフェンは乳癌に使用される抗ホルモン剤であり,副作用としてNAFLD,NASHの発症が知られている.臨床では,休薬にて改善するため肝生検の施行例が少なくNASHへの進展への関与は明らかではない.NAFLD Fibrosis Scoreを用いて検討することとした.【対象・解析】平成18年9月から平成22年10月の間,当院乳腺外科にてタモキシフェンを処方され,アルコール多飲者を除く...

第55回日本消化器病学会大会薬物・アルコール性肝疾患

健康食品が原因と思われる薬剤性肝障害をきたした3例
安次嶺 拓馬(大館市立扇田病院・総合診療科)
【目的】近年,健康食品に起因した薬剤性肝障害の報告が増加している.今回我々はDDW-J2004診断基準によって診断に至った健康食品が原因と思われる薬剤性肝障害を3例経験したので報告する.【結果】<症例1>59歳女性.主訴:腹部不快感.レンチンプラス1000を摂取後,近医でAST/ALT400IU/L台,γ-GTP80IU/Lと肝機能異常を指摘され当科紹介となった.受診時T-Bil1.1mg/dL,...

第55回日本消化器病学会大会薬物・アルコール性肝疾患

当科におけるアルコール性肝細胞癌の再発に関する検討
三上 健一郎(弘前大大学院・消化器血液内科学)
【目的】ウイルス性肝疾患の減少に伴い,アルコール性肝障害を基盤にした肝細胞癌(HCC)の比率が増加している.今回,当科におけるアルコール性HCCの根治療法後の再発について検討を行った.【方法】2000年1月から2012年10月までの期間に,根治治療が施行されたアルコール性HCC症例(アルコール群:非B非C型HCCで1日5合以上の大酒家)16例と,常習飲酒歴のないC型HCC症例(HCV非飲酒群)12...

第55回日本消化器病学会大会薬物・アルコール性肝疾患

中等症・重症アルコール性肝炎の予後についての検討
堀江 義則(順和会山王病院・消化器内科)
【目的・方法】本邦におけるアルコール性肝炎(AH) の重症度スコア(Japan Alcoholic Hepatitis Score, JAS)が作成され,このスコアで中等症・重症のAHでは禁酒しても肝腫大が持続する例があり予後不良である.日本消化器病学会認定,関連施設に対し,2011年度に入院した中等症・重症AH症例のアンケート調査を行った.血液データや合併症の有無と血漿交換(PE),白血球除去療...

第55回日本消化器病学会大会薬物・アルコール性肝疾患

オキサリプラチンによる肝障害とその合併症についての検討
小林 由夏(立川綜合病院・消化器センター消化器内科)
【はじめに】オキサリプラチン(以下OHP)は,大腸がん化学療法のkey drugの一つである.我々はこれまでにOHP併用化学療法後に高頻度に脾腫が出現することや肝切除後の組織に門脈の狭小化や閉塞が見られることを報告してきた.その後食道静脈瘤出現例,術後肝不全例を経験したため考察を加えて報告する.【方法】当院でのOHP併用化学療法施行症例ついて,治療前後の脾腫の有無,食道静脈拡張の有無を検討した.O...

第55回日本消化器病学会大会薬物・アルコール性肝疾患