セッション

検索結果は5件です。

肝炎ウイルス院内スクリーニング陽性者対応についての取り組み
有尾 啓介(国立嬉野医療センター・消化器内科)
【目的】佐賀県は肝癌死亡率ワースト1を13年連続で記録しており,肝癌死亡率を低下させるにはHBV/HCVキャリアの拾い上げと治療介入は必須である.しかし一般診療でのスクリーニング検査が肝炎診療に有効に利用されているか明らかでない.当院での術前や入院時スクリーニングでの肝炎ウイルス検査陽性者への対応について現状を分析した.【方法】2011年4月から2012年3月までにHBs抗原とHCV抗体陽性者の特...

第55回日本消化器病学会大会診療連携・パス・拠点病院

肝疾患コーディネーターとインターネットを用いた診療支援システムの構築
坂本 穣(山梨大附属病院・肝疾患センター)
【目的】肝炎診療の課題である診療連携・均てん化の問題を解決するため全国に先駆け肝疾患コーディネーターを養成し,連携ツールとしてインターネット(IT)を用いた診療支援システムを開発し,その成果につき検証した.【方法】1)肝疾患コーディネーターの養成:全8回の講習会と試験を行い合格者には認定証を交付した.本年度は対象を看護師・保健師・栄養士・薬剤師のほか検診施設・企業診療所職員に拡大した.資格既取得者...

第55回日本消化器病学会大会診療連携・パス・拠点病院

肝疾患地域連携パスの評価と今後の課題
秋山 美加(済生会新潟第二病院・地域医療連携室)
【目的】当院は,平成21年より肝疾患地域連携パス(以下,パス)を開始した.現在までパス適応者数は114人,連携医療機関54施設に及ぶ.今回,地域の肝疾患診療の実態調査を行い,パスの効果と今後の課題について検討した.
【方法】当院連携医療機関に肝疾患診療に関するアンケートを実施.パス施行医師をA群,未施行医師をB群と分類し,解析を行った.
【結果】調査対象341人,A群回収率は56%,B...

第55回日本消化器病学会大会診療連携・パス・拠点病院

県内一斉テレビ広告はウイルス性肝炎の情報告知に有用である
古川 尚子(佐賀大・肝疾患医療支援学)
【目的】佐賀県は肝がん粗死亡率13年連続ワースト1であり,県内の肝炎ウイルス検査の受検率の向上が急務である.そのためには肝炎から肝がんへの連想,検査を受ける意義,無料検査の実施などの認知について現状を考慮した適切なメッセージを発信する必要がある.そこで,今回,本県唯一の民放テレビ局で一斉に啓発広告(CM)を放送し,県民の認知度が向上するか検討した.【方法】2013年2月1日早朝から肝臓や肝炎ウイル...

第55回日本消化器病学会大会診療連携・パス・拠点病院

HCV高浸淫地区におけるC型肝炎撲滅に向けての取り組み
三宅 達也(島根大・2内科)
【背景】島根県西部の浜田市三隅自治区(旧三隅町)はHCVの高浸淫地区であり,現在でも「肝及び肝内胆管の悪性新生物」が悪性新生物による死亡の中で第一位を占めている.そのためC型肝炎撲滅を目的として,浜田市,大学,自治区内及び周辺医療機関が中心となり,IFN治療推進のため全国のIFN治療費助成制度に先立って2007年から独自の助成制度を開始した.制度開始後5年が経過し,その成果を集計し検討した.【方法...

第55回日本消化器病学会大会診療連携・パス・拠点病院