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検索結果は4件です。

HCV-NS4BはIFN-β発現誘導だけでなくIFN-λ発現誘導も抑制する
新田 沙由梨(東京医歯大・消化器内科)
【目的】C型肝炎ウイルス(HCV)感染の高率な慢性化には,ウイルス蛋白による自然免疫応答の阻害が関わっていると考えられている.我々はNS4B蛋白がNS3/4Aと同様にIFN発現誘導を抑制することを報告し (J Gen Virol 2007 ),さらにNS4Bが,IFN発現経路のシグナル分子として近年同定されたSTINGを標的としてRIG-I依存性IFN-β発現経路を抑制している事を明らかにした.一...

第55回日本消化器病学会大会C型肝炎-基礎2

HCV感染症におけるIFNλの意義-Th1誘導因子としての役割
由雄 祥代(大阪大大学院・消化器内科学)
【目的】樹状細胞 (DC) は,TLR/RIG-Iなどの病原体認識システムを介してウイルス感染を感知し,IFN-α/β,IFN-λの主な産生細胞となる一方,Th1誘導能を持ちadaptive immunityの面においてもHCV排除に働く.我々は,BDCA3+DCがHCVに反応してIFNλを高産生することを報告してきた.今回,HCV感染症でのDC ( pDC, mDC1, BDCA3+DC)による...

第55回日本消化器病学会大会C型肝炎-基礎2

C型慢性肝炎治療におけるIFN不応性に関わるINFλの機能解析
村川 美也子(東京医歯大・消化器内科)
【目的】IL28B遺伝子多型(SNP)とC型慢性肝炎治療効果は関連するが,近年標準治療となった3剤治療において特に再治療症例ではSNP以上に前治療への反応性が治療効果を規定することが知られておりNon Responder(NR)の治療成績は依然不良である.我々はこのようなIFN不応例の病態を解明するため,C型慢性肝炎患者末梢血リンパ球(PBMC)におけるINFλおよび自然免疫関連分子の発現を解析し...

第55回日本消化器病学会大会C型肝炎-基礎2

IFNλ4遺伝子多型とTelaprevir/PEG-IFN/RBV治療効果の関係
藤野 初江(広島大病院・消化器・代謝内科)
【目的】近年, IFNλ4遺伝子型(ss469415590)が,IFNλ3(IL28B)遺伝子型(rs8099917)と連鎖不平衡にあり,HCVの自然排除との関連が明らかとなった.今回,Telaprevir/PEG-IFN/RBV療法を施行したC型慢性肝炎患者において,IL28BおよびIFNλ4の遺伝子型の関係,さらに遺伝子型及び前治療効果と抗ウイルス効果の関係を検討した.【方法】対象はgenot...

第55回日本消化器病学会大会C型肝炎-基礎2