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検索結果は5件です。

メタボリック症候群に対する飲酒習慣の影響と集団節酒指導プログラム(HAPPYプログラム)による介入効果の検討
原 俊哉(国立肥前精神医療センター・内科)
【目的】メタボリック症候群(MS)は内臓脂肪の蓄積を主徴とし,NASH/NAFLDの病態形成に重要な役割を持つ.MSに対する飲酒習慣の影響は,いまだに疫学的に一定の見解が得られていない.また,NASH/NAFLDとアルコール性脂肪性肝炎(ASH)は共通した病態の基盤があるため,MSは,エタノール60g/日未満の飲酒でも肝障害の悪化をみる.今回職域においてMSに対する飲酒習慣の影響と当院の集団節酒指...

第55回日本消化器病学会大会NAFLD・NASH1

1日平均飲酒量が20g以上60g未満の脂肪性肝疾患患者の臨床的特徴に関する検討:全国調査の検討から
福村 敦(金沢医大・肝胆膵内科)
【目的】アルコール (AL) 性肝障害 (ALD) の診断の定義は純エタノール換算で1日60g以上であり,非AL性脂肪性肝疾患 (NAFLD) は1日20g以内とされている.しかし,1日20g以上60g未満の飲酒量が脂肪肝に及ぼす影響については十分に検討されていない.今回,厚労省「わが国における飲酒の実態調査およびALに関する生活習慣病とその対策に関連する総合的研究」に基づき,2011年に施行した...

第55回日本消化器病学会大会NAFLD・NASH1

DPP-4阻害薬の糖尿病合併非アルコール性脂肪肝疾患における肝機能改善効果
田原 一樹(奈良県立医大・消化器・内分泌代謝内科)
【目的】非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の一部は非アルコール性脂肪肝炎 (NASH) へと進行するが,このような症例は高頻度に耐糖能障害を合併することが知られている.近年,新たな糖尿病治療薬としてDPP-4阻害薬 (DPP4-I) が注目され,臨床でも使用されている.今回は,NAFLD合併2型糖尿病 (DM) 患者におけるDPP4-Iの肝機能改善効果について検討した.【方法】2010年2月か...

第55回日本消化器病学会大会NAFLD・NASH1

インクレチン製剤は2型糖尿病を合併したmetabolic liver disease (MeLD:メタボ肝)のALT値早期改善に有効である
大木 隆正(三井記念病院・消化器内科)
【背景】2型糖尿病(T2DM)をはじめとする生活習慣病に起因する脂肪肝は,しばしば肝障害を引き起こす.そのような病態をmetabolic liver disease (MeLD or メタボ肝)と定義し,T2DMを合併したメタボ肝患者に対するインクレチン製剤の経時的な改善効果について,インクレチン製剤を使用していないT2DM合併メタボ肝患者を比較対象として検討した.【方法】2003年4月から201...

第55回日本消化器病学会大会NAFLD・NASH1

NASHに対するメトホルミンの有効性,その効果に関連するマイクロRNAの同定
桂 明子(香川大・消化器・神経内科)
【目的】NASHに対して,有用とされる治療法はいくつか報告されてはいるが,いまだ確立された治療法はない.またマイクロRNAは複数の標的遺伝子の発現を制御することで,疾病の発症にも関連している.今回我々はNASHモデルマウスを用いて,糖尿病治療薬であるメトホルミンを投与し,その有効性の検討と,その効果に関連するマイクロRNAを網羅的に解析した.
【方法】8週齢雄性C57BL/6Nマウスにメチオ...

第55回日本消化器病学会大会NAFLD・NASH1