セッション

検索結果は5件です。

当院における10mm未満大腸ポリープの治療方針
梅村 賢(みやぎ県南中核病院消化器内科)
【背景】近年,大腸腺腫切除による大腸癌死亡減少効果を報告した論文が散見される.しかし,現時点における実臨床の現場では便宜的に腫瘍径を考慮した治療方針の提示をすることが患者側の理解を得る上で重要である.特に10mm未満の小病変について全例治療すべきか経過観察可能かについての方針は未だ明確にされていない.【目的】当院で内視鏡治療施行した10mm未満大腸ポリープの治療成績を検討し10mm未満大腸ポリープ...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌2

大腸鋸歯状病変由来と考えられる癌の臨床的特徴
奥山 祐右(京都第一赤十字病院消化器内科)
目的:大腸鋸歯状病変由来と考えられる癌の内視鏡診断と病変摘除の条件について検討する.対象:2009年から2013年までの間に当院消化器内科にて内視鏡的粘膜切除ないしは外科的切除を施行し,病理学的に大腸鋸歯状病変由来と考えられる癌と診断された5症例.方法:臨床情報,内視鏡所見及び切除標本の病理学的所見を検討し,大腸鋸歯状病変由来と考えられる癌について,特徴を検討した.結果:5症例の内訳は,男性1例,...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌2

当院における大腸癌の患者・臨床病理学的背景
安部 良(鳥取大学医学部機能病態内科学)
【目的】下部消化管内視鏡(CS)は大腸癌検出感度に優れ,罹患率低下に寄与することが知られているが,検診における有用性の検討は十分ではない.今回我々は当科で大腸癌と診断された患者を調査し,便潜血およびCSを用いた大腸がん検診の有用性と問題点を検討した.【方法】2009年4月から2013年4月までに当科でCSを施行し病理組織学的に大腸癌と診断された242例を対象とし,臨床病理学的背景を検討した.また,...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌2

StageIV大腸がんの検討
保田 尚邦(伊勢崎市民病院外科)
【はじめに】StageIV大腸がんの患者は全身状態などにより治療法が異なり,必ずしも手術症例になるとは限らない.さらに術式についても,切除術が予後を改善するとするエビデンスはいまだ示されてはいない.今回,日進月歩の集学的治療法をより外科治療に役立てる戦略を考察することを目的に,5年以上観察しえた手術症例の原発巣切除の有無による5年生存率の影響を調査した.【対象と方法】1989年1月から2008年1...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌2

当院における虫垂腫瘍の臨床像
山子 泰加(愛媛県立中央病院消化器内科)
【目的】虫垂腫瘍の臨床像を明らかにすることを目的とした.【方法】対象は1999年9月から2013年5月に当院で手術にて組織学的に診断した虫垂腫瘍39例.臨床像,組織型を検討した.【成績】平均年齢は67.3±15.9歳(27-91歳).男10名,女29名.主訴は右下腹部痛が32.1%,腹部膨満感が17.9%,その他50.0%であった.術前診断で虫垂腫瘍(疑い)として手術されたものは39.3%であり,...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌2