セッション

検索結果は5件です。

抗菌薬投与を行った大腸MALTリンパ腫の7例
作田 和裕(山形大学第二内科)
【はじめに】大腸MALTリンパ腫は大腸悪性腫瘍の0.4-0.5%と比較的稀な疾患であり,その発症に何らかの病原微生物の関与が示唆されている.治療としてはH.pylori除菌に準じたPAC療法(PPI・アモキシシリン・クラリスロマイシン)が一般に行われているが,標準治療は確立されていない.当院ではPAC療法の他に,倫理委員会の承認を経て本症に潰瘍性大腸炎の治療として知られるATM療法(...

第100回日本消化器病学会総会大腸 腫瘍 症例4

動脈塞栓術により治療した大腸血管腫症の1例
渡辺 庄治(長岡中央綜合病院内科)
【目的】大腸血管腫は稀な疾患であるが,出血やそれに伴う貧血,時に大量下血などの原因にもなる.治療法としては外科的切除や,近年の超音波内視鏡をはじめとする消化管検査の進歩に伴い,粘膜下層までの病変であれば内視鏡的に切除される例が散見されるようになった.ただし,外科的切除は侵襲度が大きく,内視鏡的切除は出血・穿孔などの危険性を伴う.今回われわれは,上行結腸血管腫に対して腹部血管造影下に動脈塞栓術(TA...

第100回日本消化器病学会総会大腸 腫瘍 症例4

腹腔鏡補助下切除術を施行したS状結腸神経鞘腫の1例
武智 晶彦(東海大学東京病院外科)
大腸に発生する神経鞘腫は稀である.今回,我々はS状結腸に発生した神経鞘腫の1例を経験した.患者は74歳男性.2002年12月に胃癌に対し幽門側胃切除術を施行している.1年後の上部内視鏡検査で早期食道癌を指摘され,EMRを施行した.この際に下部内視鏡検査を施行したところ,S状結腸に約1cm大の粘膜下腫瘍を認めた.以降年1回の下部内視鏡検査を施行し経過観察していた.この間患者は右肺癌を発症しVATSに...

第100回日本消化器病学会総会大腸 腫瘍 症例4

腸重積により発症し,腹腔鏡下に切除した横行結腸平滑筋肉腫の1例
三輪 武史(済生会富山病院外科)
【はじめに】KITによるGISTの診断が確立されてから,それまで大腸平滑筋肉腫とされていた症例の大半がGISTであったと報告されるようになり,以降大腸平滑筋肉腫の報告は減少した.また平滑筋肉腫には有効な化学療法が確立されておらず,治療は手術による完全切除が原則とされている.今回われわれは,腸重積により発症し,腹腔鏡下に切除した横行結腸平滑筋肉腫の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.【症...

第100回日本消化器病学会総会大腸 腫瘍 症例4

Cronkhite-Canada症候群の一例
高橋 正倫(東芝病院)
【症例】68歳男性.【既往歴】16歳 虫垂炎,35歳 脳腫瘍.【現病歴】×年7月より食思不振・味覚障害,8月末より4-5行/日の水様下痢が出現.9月,近医より区民検診便潜血陽性と併わせ当院紹介受診となった.下部消化管内視鏡検査で大腸全体に発赤調のIsポリープが多数認められた.その後,自覚症状の悪化に伴い,精査加療目的にて入院となった.入院時身体所見として,体重減少(3ヵ月で-7kg)を認め,また頭...

第100回日本消化器病学会総会大腸 腫瘍 症例4