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カプセル内視鏡による全身性エリテマトーデス(SLE)患者の小腸病変の検討
三浦 匡央(順天堂大学医学部消化器内科)
【はじめに】全身性エリテマトーデス(SLE)は全身疾患であり,様々な部位に病変を呈する疾患である.ほぼ半数の症例が消化器症状を訴えると言われているが,従来の検査法ではループス腸炎を同定できる症例は少なく,カプセル内視鏡での報告も症例報告のみである.今回,カプセル内視鏡を用いてSLE症例の小腸病変の頻度,内視鏡所見の特徴を検討したので報告する.【方法】対象は,SLEでOGIB(obscure gas...

第99回日本消化器病学会総会小腸 診断

Sever obscure-overt gastrointestinal bleedingに対する緊急カプセル内視鏡を用いた治療アルゴリズムの検討
平川 昌宏(札幌医科大学第四内科)
【背景と目的】カプセル内視鏡(CE)の普及により,低侵襲で簡便に小腸疾患のスクリーニングが可能となった.しかし,顕在性小腸出血に対する緊急CEの有用性を検討した報告は少なく,その位置づけについても施設間で一定の見解は得られていない.当科では顕在性消化管出血のうち,バイタル異常(収縮期血圧100mmHg未満または脈拍数101回/分以上)を伴うか,赤血球輸血を必要とし,且つ上・下部消化管内視鏡検査を行...

第99回日本消化器病学会総会小腸 診断

当院におけるカプセル小腸内視鏡施行例の検討
中畑 孔克(昭和病院消化器科)
[目的]カプセル小腸内視鏡(capsule endoscopy:以下CE)の登場により日常臨床において小腸病変の観察が容易となった.今回,市中病院におけるCE検査施行例の実態について検討した.[方法]当院にCEが導入された2011年7月1日から2012年8月31日の期間に検査を行った21症例について臨床的検討を行った.[結果]年齢は41歳から89歳(平均70.7歳),性別は男性14例/女性7例であ...

第99回日本消化器病学会総会小腸 診断

当院における小腸腫瘍の現状について
三浦 みき(杏林大学医学部第3内科)
[目的]2002年以降,当科で診断された小腸腫瘍は27例である.CE(カプセル内視鏡),DBE(ダブルバルーン内視鏡)導入後に診断された症例は20例である.今回当科における小腸腫瘍に対するCE,DBEの有用性について検討した.[方法]2002年から2012年の10年間で,当科で診断された小腸腫瘍27例を対象とし,背景,診断・治療などについて検討した.[結果]男女比は12:15,平均年齢は66.8歳...

第99回日本消化器病学会総会小腸 診断

カプセル内視鏡で診断された小腸外出血例の検討
岩村 伸一(高知赤十字病院内科)
【目的】原因不明の消化管出血(OGIB)の中で,小腸出血の診断におけるカプセル内視鏡(CE)の有用性は確立されている.しかし時に上下部消化管内視鏡検査(GF,CF)で観察可能な胃や大腸にCEで出血源を発見できることがある.今回我々は,OGIBとしてCE行い,小腸(十二指腸球部~下行部を除く)外出血と診断した症例について検討した.
【方法】2008年12月から2012年8月まで,OGIBとして...

第99回日本消化器病学会総会小腸 診断

消化管原発濾胞性リンパ腫の治療前診断法の検討―カプセル内視鏡の有用性と限界―
奥原 禎久(信州大学消化器内科)
【目的】消化管原発濾胞性リンパ腫(Gastrointestinal Follicular Lymphoma:GIFL)は,小腸に病変を認めることが多く,ダブルバルーン内視鏡(DBE)やカプセル内視鏡(CE)を組み合わせて治療前評価を施行することが多いが,治療前の検査法の標準化は未だなされていない.今回,自験例の成績を踏まえ,最適な治療前の診断法につき検討した.【方法】当科で治療前に小腸の評価が可能...

第99回日本消化器病学会総会小腸 診断