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検索結果は5件です。

胃癌および胃カルチノイド(NET)の同時重複癌の1例
池田 義明(諏訪赤十字病院外科)
胃癌および胃カルチノイド(NET)の同時重複癌の1例を経験したので報告する.症 例:80歳代男性.主 訴:上腹部痛,嚥下困難.現病歴:当院受診二ヶ月前より上記主訴認め近医受診.上部内視鏡検査にて胃癌の疑いにて当院精査加療目的にて当院紹介となった.上部内視鏡にて胃角部にII型病変,胃体上部にI+IIc型病変を認めた.生検は胃角部の病変はtub1-tub2であり,胃体上部の病変はカルチノイドであった....

第100回日本消化器病学会総会症例胃癌2

HER2陽性StageIV胃癌に対するTrastuzumab併用化学療法の治療経験
青松 直撥(今里胃腸病院外科)
Trastuzumab(以下T-mab)は抗HER2ヒト化モノクローナル抗体であり,ToGA試験の結果,本邦でもHER2陽性進行再発胃癌への使用が承認された.胃癌におけるHER2陽性率は約20%であり,胃癌治療ガイドライン2011年速報版によれば,HER2陽性進行胃癌に対する新たな標準治療はT-mabを含む化学療法で,現時点で推奨されるレジメンはcapecitabineまたはfiuorouraci...

第100回日本消化器病学会総会症例胃癌2

化学療法が著効した高齢(80歳以上)切除不能胃癌の2例
大森 順(日本医科大学消化器内科学)
80歳以上の高齢者の切除不能進行胃癌における化学療法の有用性は不明である.今回我々は80歳以上の高齢胃癌症例に化学療法を行い良好な結果を得た2例を経験したので報告する.(症例1)81歳男性.体重減少,胃痛を主訴に来院.既往歴は高血圧,高脂血症.精査の結果,胃癌(M,Gre,Type3,tub2,cT4a,cN2,cM1(PUL),cP0,CYX,cH1,cStageI∨)と診断された.PS0で臓器...

第100回日本消化器病学会総会症例胃癌2

血栓性静脈炎後に多発性脳梗塞を発症したTrousseau症候群を呈した進行胃癌の一例
坂本 洋一(神戸労災病院消化器内科)
【症例】50歳台男性【主訴】上腹部痛【現病歴】平成25年5月中旬より右下肢痛及び左上肢痛が出現し,近医にて血栓性静脈炎の診断で抗血小板薬・抗凝固薬・NSAIDの内服投与が行われていた.内服後2週間の経過にて上腹部痛が出現し,消化性潰瘍疑いで当院紹介となった.上部消化管内視鏡検査施行し,進行胃癌からの出血性貧血が疑われたため同年6月初旬に当科紹介入院となった.【入院後経過】第2病日に突然の意識障害,...

第100回日本消化器病学会総会症例胃癌2

高度腹水を伴うまたは経口摂取不能の腹膜転移を有する治癒切除不能進行・再発胃癌に対する当院での治療選択
坂井 文(兵庫県立がんセンター消化器内科)
【背景・目的】切除不能進行・再発胃癌に対する標準治療はTS-1+シスプラチン療法(CS療法)であるが,経口摂取不能または大量腹水を有する腹膜転移例は標準治療が存在せず,治療開発が求められている.今回当院で化学療法を行った,経口摂取不能または大量腹水を有する腹膜転移例について検討した.【対象と方法】2006年4月から2013年8月まで当院で診断し,一次治療を行った31例について患者背景,全症例の治療...

第100回日本消化器病学会総会症例胃癌2