セッション

検索結果は6件です。

肝硬変における就眠前軽食導入によるインスリン抵抗性改善効果についての検討
華井 竜徳(岐阜大学医学部消化器病態学講座)
【目的】肝硬変において蛋白・エネルギー低栄養は高頻度に出現し,予後に影響を及ぼす.間接熱量計で計測した非蛋白呼吸商(npRQ)はエネルギー低栄養の指標であり,npRQが0.85未満の肝硬変患者に対して就眠前軽食(LES)を行うことは,エネルギー代謝の改善に有用である.近年の食の欧米化に伴い,肝硬変患者において肥満患者の増加が報告されている.肥満に伴うインスリン抵抗性(HOMA-IR)の上昇は肝発癌...

第100回日本消化器病学会総会肝硬変

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者における体重減少の効果
小山 展子(川崎医科大学肝胆膵内科学)
【目的】非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対する体重減量の効果は認知されているが,肝機能やインスリン抵抗性の改善にどの程度の減量が必要かは明確ではない.そこで食事指導を実施し,体重の減量に成功した患者の体重減少率と肝機能改善との関係について検討した.
【対象と方法】当院で肝生検を行いNAFLDと診断し,食事指導にて体重の減量を認めた患者42例(男性24例,女性18例:平均年齢49歳)...

第100回日本消化器病学会総会肝硬変

アルコール性肝障害の栄養指導による進展予防の提案―他の脂肪性肝障害への効果との比較―
堀江 義則(国際医療福祉大学山王病院消化器内科)
【背景・目的】アルコール性肝硬変患者において肥満や糖尿病合併が高率であり,栄養障害がアルコール性肝障害(ALD)の進展に深く関与している.今回,アルコール性肝障害患者への管理栄養士による栄養指導の肝機能改善への効果を検討した.【方法】ALDを指摘された男性48例に管理栄養士による栄養相談を勧めた.栄養指導とブリーフ・インターベンションでは,アルコールスクリーニングテストと大量飲酒に伴う臓器障害や社...

第100回日本消化器病学会総会肝硬変

甘酒摂取が,肝硬変患者のQOL改善に及ぼす影響:Pilot study
長尾 由実子(久留米大学医学部消化器疾患情報講座)
【目的】肝臓は,生体の栄養代謝の中心臓器であることから,その機能不全をきたした状態である肝硬変症においては多彩な栄養代謝障害が生じる.したがって,肝硬変においては食事の回数を増やし,分割食と就寝前夜食(LES)が有効とされている.一方,日本の伝統的な甘味飲料の1つである甘酒は,ブドウ糖を始め必須アミノ酸や必須ビタミン類を多く含む発酵食品である.マウスでは,抗肥満効果・血圧状況抑制効果...

第100回日本消化器病学会総会肝硬変

エゼチミブのNASHメダカへの作用とヒトNAFLD症例に対する使用経験の検討
大野 高嗣(山口大学消化器病態内科学)
【目的】高脂肪食(High fat diet:HFD)投与によるメダカNASHモデルを用いて,エゼチミブの効果,作用メカニズムを検討した.さらに当科の外来でのエゼチミブの使用経験について検討した.【方法】(基礎研究)生後3か月のCabメダカにNASHを誘導しエゼチミブ投与群・非投与群について脂肪の蓄積,組織像を検討することで,エゼチミブのNASHに対する効果について検討した.(臨床研究)2009年...

第100回日本消化器病学会総会肝硬変

内視鏡的食道静脈瘤治療患者を対象とした経腸栄養剤,BCAA顆粒製剤,BCAA高含有経腸栄養剤投与による耐糖能改善効果に関する検討
坂井 良行(兵庫医科大学病院肝胆膵科)
【目的】肝硬変による耐糖能異常に対するBCAA製剤の有効性が報告されている.また,LESによる耐糖能改善効果や逆に耐糖能悪化についても報告されている.今回内視鏡的食道静脈瘤治療患者に対する各種栄養剤投与による耐糖能改善効果について,比較検討を行った.【方法】内視鏡的食道静脈瘤治療患者に対し,通常食事13例,経腸栄養剤2包朝眠前分2内服15例,BCAA顆粒製剤3包朝1眠前2分2内服24例,BCAA高...

第100回日本消化器病学会総会肝硬変