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検索結果は5件です。

当院における肝硬変患者の現況
榮 浩行(三豊総合病院内科)
【目的】近年,B型肝炎やC型肝炎のスクリーニングや予防法は確立し,新規感染患者は激減すると考えられる一方で,都市部以外では,医療機関未受診の感染患者も多いと考えられる.また,生活様式の変化などにより,アルコール性肝障害や非アルコール性脂肪肝炎患者が増加する事が考えられる.【方法】当院において2007年1月から2012年8月の期間に加療を行った肝硬変患者(肝硬変診断時にHCC合併のないもの)58例に...

第99回日本消化器病学会総会肝硬変1

再発性肝性脳症を伴った非代償性肝硬変に対するレボカルニチン療法の経験
室久 剛(聖隷浜松病院消化器内科)
肝性脳症は非代償性肝硬変症のQOLを低下させる重要な症状のひとつでありるが,通常治療に反応しない慢性再発症例のコントロールには難渋する.最近カルニチン投与が肝性脳症改善に有効であるとの報告がなされている.肝硬変症は2次性カルニチン欠乏症の主な原因であり,カルニチン投与は蓄積した毒性を有する代謝産物の排泄により脳神経障害や腎不全などの防止に有用であるとされている.今回我々は再発性肝性脳症の7例に対し...

第99回日本消化器病学会総会肝硬変1

門脈大循環シャントに伴う肝性脳症に対しIVR治療を施行した6例の検討
町田 卓郎(北海道消化器科病院内科)
<はじめに>肝硬変などによる門脈圧亢進症は,脾腎シャントなど様々な門脈大循環シャントを形成し,肝性脳症の原因となる.今回,我々は,肝性脳症を有する門脈大循環シャント症例に対し,IVR治療を行った6例について,手技の成功率,合併症の有無,術後3か月後の肝性脳症の有無を検討したので報告する.<方法>対象は,2006年より2012年までに肝性脳症の治療目的にIVR治療を施行された6例.平均年齢60.8歳...

第99回日本消化器病学会総会肝硬変1

Interventional Radiologyが非代償性肝硬変の予後を改善する
橋本 義政(JA尾道総合病院消化器内科)
非代償性肝硬変の合併症である静脈瘤出血,肝性脳症は患者のQOLを著しく低下させる.肝予備能が著しく低下しているため侵襲的治療は患者予後を悪化させる懸念があり,侵襲度が小さく確実な効果が得られる治療が望ましい.当院ではInterventional Radiologyを治療の選択肢としており,その有用性について報告する.静脈瘤に対しては胃静脈瘤へBRTO(balloon occluded retrog...

第99回日本消化器病学会総会肝硬変1

肝硬変患者へのEPA添加栄養食品(プロシュア)投与の検討
本合 泰(市立枚方市民病院消化器内科)
【目的】EPA添加栄養食品(プロシュア:P)投与の報告は肝癌ではほとんどみられない.肝癌治療時のBCAA製剤のLate Evening Snac(LES)の有用性は報告されている.肝癌患者へのPの有用性を確認する前に肝硬変患者におけるPの肝機能への影響,脂肪酸の変化などを観察することを目的とした.【方法】試験参加に同意したChild-Pugh AまたはBの肝硬変患者を対象とした.Pを1日1パックを...

第99回日本消化器病学会総会肝硬変1