セッション

検索結果は6件です。

超高齢者に対する消化器疾患,腹部疾患の外科的治療
栗原 直人(練馬総合病院外科)
当院では過去2年間における75歳以上の腹部手術症例数は150例あり,高齢者に対する手術は日常行われている.特に90歳以上の超高齢者について検討した.対象患者はH22-23年の2年間に当院で手術を施行した16例を対象とした.平均年齢は92±2.1(90-96),男女比4:12,緊急手術10例,待機手術6例であり,緊急手術は62.5%と高率であった.疾患は消化器癌7例,閉鎖孔ヘルニア3例,腹壁瘢痕ヘル...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 高齢者

高齢胃がん患者における治療法の選択に関する検討
松浦 俊博(独立法人国立長寿医療研究センター消化器科)
【目的】胃がんの治療選択に関する学会よりの推奨ガイドラインは一般的状態の患者を念頭において作成されているため,心肺腎機能,認知能が低下している高齢患者には適応できない場合が多く存在する.そこで,高齢胃がん患者に対する治療法選択の現状での認識,考え方,その判断基準についての調査および検討を行った.【方法】平成20年から22年の3年間において当院で治療された高齢胃がん患者に関して選択された治療法,特に...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 高齢者

高齢者消化管日和見感染症の検討
曽我部 裕子(大津赤十字病院消化器科)
【目的・方法】消化管日和見感染症は血液疾患などの重篤な基礎疾患に合併しやすいが,高齢も危険因子のひとつとされる.2006年~2012年に当院でみられた消化管日和見感染症8例(潰瘍性大腸炎患者のCMV腸炎9例を除く)について,70歳以上の高齢者群,70歳未満の非高齢者群にわけ,その背景疾患,病態,治療,予後などについて検討した.【結果】高齢者群は5例(74~89歳,中央値80歳),非高齢者群は3例(...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 高齢者

高齢者胃癌患者の内視鏡治療後の適応外病変への手術の必要性の検討
浅川 幸子(山梨大学第一内科)
<背景と目的>早期胃癌に対する内視鏡切除後の病理組織学的検討により適応外病変(非治癒切除例)であった場合の標準治療は追加外科切除である.高齢者であっても同様である.80歳の人の平均余命は年々伸び86~90歳まで生きる可能性が示された.一方,高齢者では基礎疾患や合併症を有する症例も多く,胃切除後の小胃症という後遺症が問題となる.高齢者における内視鏡治療の適応外病変における長期経過を検討した.<対象と...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 高齢者

消化器疾患を有する高齢者の不穏に対するジフェンヒドラミンの有用性
松井 謙明(国立病院機構福岡東医療センター消化器肝臓内科)
【目的】近年,高齢化に伴い,消化器疾患を有する高齢者の急性期病院への入院は増加している.高齢者は入院前より認知症を有する場合がある他,入院後に不穏が発症して対処に窮する場面も少なくない.特に消化器疾患を有する場合,食事制限を行うことが多く,これをきっかけに不穏が発症することもある.抗不安薬を用いた鎮静では,筋弛緩作用のために元々筋力が低下した高齢者では転倒等を起こす可能性があり,向精神薬を用いた鎮...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 高齢者

高齢者における上部消化管出血に対する内視鏡的止血術
鈴木 肇(札幌厚生病院消化器科)
【目的】高齢者の上部消化管出血は致死的となりうる病態であるが,その対処法や安全性について一定の見解は得られていない.そこで当院における75歳以上の後期高齢者における上部消化管出血に対する内視鏡的止血術の現状を明らかにする.【方法】2009年4月から2012年3月までの3年間に,当院で施行した75歳以上の後期高齢者における上部消化管出血に対する内視鏡的止血術252件(156症例)のうち,内視鏡的粘膜...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 高齢者