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検索結果は7件です。

切除不能胆膵癌における内視鏡的十二指腸ステント留置術の役割
戒能 聖治(山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科)
【背景・目的】切除不能胆膵癌ではその進行に伴い,十二指腸狭窄を来すことがしばしば経験される.十二指腸狭窄により食欲低下,嘔気・嘔吐などの症状が出現し患者のQOLは大きく損なわれる.内視鏡的十二指腸ステント留置術は患者への大きな侵襲を与えることなく症状を軽減することが期待される.当院および関連施設における切除不能胆膵癌に対する内視鏡的十二指腸ステント留置術の現状および成績について報告する.【対象・方...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 治療

悪性胃・十二指腸狭窄に対するself-expandable metallic stent(SEMS)使用例の検討
星野 崇(国立病院機構高崎総合医療センター消化器病センター)
【はじめに】進行膵癌や進行胃癌により消化管閉塞を来たすと,脱水症状や栄養障害から予後はさらに厳しくなり,QOLも著明に低下する.平成22年4月に本邦で初めて胃十二指腸閉塞に対する十二指腸ステントが使用可能となり,以降,当院では適応と考えられる症例に対しては積極的にSEMSを使用し,QOLの改善を図ってきた.今回,当院でのSEMS使用例について臨床的な検討を行った.【対象・方法】平成22年9月より平...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 治療

悪性胃十二指腸狭窄に対して消化管ステントを留置した3例の検討
神渡 翔子(京都民医連中央病院内科)
【はじめに】十二指腸ステントは胃癌,膵癌など切除不能悪性胃十二指腸閉塞に対して使用され,バイパス手術より低侵襲で治療効果が得られると考えられている.【目的,方法】2010年9月より当院で経験した胃十二指腸ステント留置3症例に対し,GOOSSスコア,自覚症状,処置後経過,合併症について考察した.【症例1:38歳女性】胃癌による胃前庭部から十二指腸下行部の狭窄に対し,胃十二指腸ステントを留置した.肝内...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 治療

術前診断可能であった特発性十二指腸憩室穿孔の2手術例
嘉山 貴文(磐田市立総合病院外科)
十二指腸憩室穿孔は比較的まれな疾患である.術前の確定診断が困難であり,治療法も確立されたstrategyはなく,報告例で様々である.今回我々は特発性十二指腸憩室穿孔に対して来院早期に診断→手術を施行した2例を経験したので報告する.[症例1]42歳の男性.夕食後に背部から右側腹部にかけて痛みが出現し,当院へ救急搬送された.腹部CTにて十二指腸下行脚に憩室を疑う病変を認め,その周囲に脂肪織濃度の上昇と...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 治療

十二指腸内視鏡治療の穿孔例の検討
飯塚 春尚(しらかわ診療所群馬消化器内視鏡医療センター)
【はじめに】消化管に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は表在性腫瘍治療に大きな進歩をもたらした.高解像度内視鏡の開発により十二指腸の表在性腫瘍性病変の発見が多くなり,内視鏡治療が行われる機会が増加しているが,十二指腸は筋層が薄く粘膜下層が疎でブルンネル腺の存在により,ESDは困難を極める.さらに,膵液,胆汁等の暴露もあり遅発性穿孔,穿孔による後腹膜への炎症の波及から様々な合併症を来すので慎重な...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 治療

当院で経験した十二指腸カルチノイドの3例~腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)も含めて~
坂野 閣紀(岡崎市民病院消化器内科)
【背景】十二指腸カルチノイドは比較的まれな腫瘍であるといわれるが,内視鏡検査の普及により診断されるようになった.治療は内視鏡的切除や外科的手術になるが,近年では縮小手術の試みがされている.今回,当院で経験した十二指腸カルチノイド3例について報告する.【対象】2010年1月から2012年3月までに当院で十二指腸カルチノイドに対して治療を行った3例(男性3例,平均年齢64歳)を対象とした.【結果】病変...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 治療

当科における肥満症に対する内視鏡下胃内バルーン留置術の現状
岡本 健志(山口大学消化器病態内科学)
【背景】肥満は,糖尿病,高血圧,脂質異常症といった疾患を引き起こすだけでなく,非アルコール性脂肪性肝炎や胃食道逆流症等の消化器疾患とも関連する.消化器内科においても肥満に対する対策が重要と考えられ,当科でもその試みを開始している.内視鏡下胃内バルーン留置術は低侵襲かつ安全な肥満治療として期待されている.今回,肥満症患者2例に対して内視鏡下胃内バルーン留置術を施行したため報告する.【結果】症例1は3...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 治療