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検索結果は6件です。

2年以上の生存が得られた進行胃癌非切除の検討
帆北 修一(慈愛会今村病院外科)
目的:近年新規抗癌剤の導入により非切除進行胃癌症例の予後が向上している.今回当院にて経験した2年以上生存した非切除進行胃癌6例を経験したので報告する.結果:症例1:63歳 腹膜播種による水腎症を認め,TXL/TS1療法を施行.狭窄症状に対して3回のステント留置術を施行した.予後25月死亡.症例2:77歳 食道浸潤4cmで高度亀背を認めたため,TXL/TS1,CDDP療法 さらにRadiation,...

第99回日本消化器病学会総会胃癌 化学療法2

トラスツズマブ併用化学療法が奏効したHER2陽性進行胃癌2症例の治療経験
松浦 哲也(茅ヶ崎市立病院消化器内科)
【症例1】67歳女性.2010年3月貧血と食欲低下を主訴に受診し,胃体部癌,多発肝転移,多発リンパ節転移の診断となった.4月より一次化学療法としてS-1+CDDP療法施行6コース施行,12月より二次化学療法としてweekly Paclitaxel療法施行し,5コース終了後にPDとなった.HER2強陽性(IHC法3+)のため,2011年5月より三次化学療法としてカペシタビン+CDDP(以下XP)+ト...

第99回日本消化器病学会総会胃癌 化学療法2

トラスツズマブを用いた化学療法ののち根治切除が行えたHER2陽性進行胃癌3症例の検討
山本 和義(国立病院機構大阪医療センター外科)
【はじめに】ToGA試験の結果から,Her2陽性進行再発胃癌に対しTrastuzumabを併用した化学療法が広く行なわれているが,Trastuzumabを含む化学療法後に手術を行なった報告は少ない.今回,治癒切除が困難なHER2陽性進行胃癌に対し,Trastuzumabを含む化学療法のあと根治切除が施行できた3例を経験したので,化学療法後の切除標本HER2検査結果も加え報告する.【症例1】62歳,...

第99回日本消化器病学会総会胃癌 化学療法2

全身化学療法で播種性骨髄癌症によるDICの改善を認めた2例
磯崎 豊(松下記念病院消化器科)
【症例1】67歳,男性.57歳時に他院で胃癌(por+sig,T1N2M0,StageII)に対して幽門側胃切除術を施行.UFTによる術後化学療法を1年間施行した.2010年4月下旬より血小板減少,ALPの上昇傾向を認め,精査目的に当院紹介となる.厚労省研究班の播種性血管内凝固症候群(以下DIC)診断基準で8点,CA19-9の上昇を認め,悪性疾患の関与が考えられた.胸腹部CTや上・下部消化管内視鏡...

第99回日本消化器病学会総会胃癌 化学療法2

抗癌剤化学療法に伴う比較的まれと思われる重篤な合併症3例の経験
尾本 秀之(深谷赤十字病院外科)
【目的】現在消化器癌に対する抗癌剤化学療法は多岐におよんでいる.今回我々は比較的まれと思われる重篤な合併症を3例経験したので報告する.【症例1】76歳男性.以前より胃体部癌を指摘されていた.患者本人が手術を拒否し,TS-1による治療の方針となり80mg/日で治療を開始.day15にGrade 4の血小板数の減少を認めたため休薬したが,その後に白血球数もGrade 4の減少を認めた.ノイトロジン投与...

第99回日本消化器病学会総会胃癌 化学療法2

当院におけるBevacizumabを含む化学療法中の消化管穿孔例の検討
表 静馬(独立行政法人国立病院機構福山医療センター内科)
【目的】Bevacizumabは近年,結腸直腸癌,非小細胞非扁平上皮肺癌に対して適応となっており,日常臨床での使用頻度も増加する一方,bevacizumabに特徴的な合併症である消化管穿孔と遭遇する機会もまれではなくなってきている.【方法】2011年6月から2012年7月までに当院にて施行したBevacizumabを含む化学療法中に消化管穿孔をきたした5症例を対象とし,その臨床的特徴について検討し...

第99回日本消化器病学会総会胃癌 化学療法2