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検索結果は6件です。

当院で経験した自己免疫性膵炎8例の検討―特に治療反応性とIgGとの関連について
荒畑 恭子(東京歯科大学市川総合病院消化器内科)
【目的】自己免疫性膵炎は自己免疫が発症に関与しステロイドが著効する膵の炎症性疾患である.今回我々は特にステロイドによる治療反応性と血清IgGの推移の関連について着目し検討したので報告する.【方法】当施設にて2007年以降に経験し2011年に改正された自己免疫性膵炎診断基準に基づいて疑診以上と診断された8例の臨床背景について検討し,その治療反応性とIgGとの関連について検討した.【結果】症例は男性5...

第100回日本消化器病学会総会膵炎1

当院で経験した自己免疫性膵炎11例の検討
小野里 祐介(山形県立中央病院消化器内科)
【目的】自己免疫性膵炎(AIP)の臨床像を明らかにすることを目的とした.【方法】診断を自己免疫性膵炎臨床診断基準2011に従い,2008年から2013年までにAIPと診断した患者11例について検討した.【結果】2011年の診断基準では確診が6例,準確診が1例,疑診が2例であった.2例は2006年の診断基準でAIPと診断されており,経過観察されていた症例であった.年齢は55歳から80歳(平均67.7...

第100回日本消化器病学会総会膵炎1

膵癌との鑑別を要した自己免疫性膵炎の検討:外科医が経験した9例
浅利 貞毅(神戸大学肝胆膵外科)
【背景・目的・方法】2006年自己免疫性膵炎(AIP)診断基準の改訂以降,限局型AIPと膵癌(PC)との鑑別が重要となった.2011年同診断基準の改訂では,亜分類の包括と補助診断としての“ステロイドオプション”が採用され,診断プロセスがより明瞭化された.自験例9例の診断および治療につき検討を行った.【結果】9例中8例が男性で平均年齢は68.7歳.1)初発症状・診断契機:黄疸4例,上腹部痛2例,US...

第100回日本消化器病学会総会膵炎1

内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)における処置後の急性膵炎における検討
上田 城久朗(熊本市医師会熊本地域医療センター内科)
【目的】当施設では年間600-800件のERCP関連処置を行っており,内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)については年間100件程度を施行している.今回,2006年1月から2011年12月までにESTを行った症例における処置後の急性膵炎についての検討を行った.【方法】当該期間のERCP関連処置件数は,4,316例であり,677例にESTを施行した(膵管括約筋切開術(pancreatic sphinc...

第100回日本消化器病学会総会膵炎1

膵疾患におけるパンクレリパーゼの有効性に関する検討
毛利 輝生(広島大学病院消化器・代謝内科)
【目的】慢性膵炎をはじめとする膵外分泌能不全患者に対し,2011年より膵消化酵素補充薬のパンクレリパーゼが使用可能となった.今回我々は,実地臨床におけるパンクレリパーゼの有効性を明らかにすることを目的とした.【方法】2012年5月から2013年9月までに当科で診療した膵疾患患者のうち,informed consentを行い,同意の得られた20例を対象とし前向きな検討を行った.パンクレリパーゼ服薬量...

第100回日本消化器病学会総会膵炎1

膵疾患に合併した膵外分泌機能不全に対するパンクレリパーゼの効果に関する検討
大坪 公士郎(金沢大学がん高度先進治療センター)
[目的]膵疾患では時に膵外分泌機能不全を発症し,下痢,低栄養状態などを来す.パンクレリパーゼは通常の膵酵素製剤の数倍の活性を持つ高力価の膵酵素製剤であり,主に非代償期慢性膵炎や膵切除などによる膵外分泌機能不全に対して用いられている.今回膵疾患に合併した膵外分泌機能不全に対するパンクレリパーゼの効果につきretrospectiveに検討を行った.[対象と方法]当科にて膵疾患に合併した膵外分泌機能不全...

第100回日本消化器病学会総会膵炎1