セッション

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当院における膵癌剖検例の臨床病理学的検討
高木 智史(札幌社会保険総合病院内科・消化器科)
当院で2003年1月から2012年12月までの過去10年間に剖検が施行された浸潤性膵管癌19例について臨床病理学的事項を検討した.男性11例,女性8例,平均年齢は70.5歳(57-85歳)であった.膵頭部癌8例,体尾部癌は11例であった.組織所見では管状腺癌が14例,腺扁平上皮癌が3例,退形成癌が2例であった.手術は3例(膵頭部癌1例,膵体尾部癌2例)に行われていた.StageではIIIが1例,I...

第100回日本消化器病学会総会膵癌2

当院における膵がん教室の成果と課題
寺岡 雄吏(JA尾道総合病院消化器内科)
【はじめに】当院では2005年より尾道市医師会と協働し,早期膵癌診断プロジェクトを発足,2007年には地域連携パスを作成し,2013年3月までに膵上皮内癌12例,StageI膵癌14例と多くの小膵癌を診断することができるようになり,症例の増加に伴い集学的治療を受ける患者が増加した.しかし,膵癌に関する情報の不足が明らかとなり,膵癌について知識を深め,理解することを目標に2011年より「膵がん教室」...

第100回日本消化器病学会総会膵癌2

鳥取県における膵腫瘍診療に対する実態調査
松本 和也(鳥取大学消化器内科)
【背景】膵がん診療ガイドラインによると,治療前に組織学的エビデンスを取得し,治療方針を決定することが望ましいとされている.しかし,当県に限らず,高次機能病院を除いた多くの施設で,エビデンスを取得せず治療方針を決定し,適正な治療を選択していな場合があると思われるが,その実態は明らかでない.【目的】当県における膵腫瘍診療の実態を調査した.【対象と方法】対象は2009年1月~2011年12月に当院関連病...

第100回日本消化器病学会総会膵癌2

地方病院でのStage I膵癌の実態と今後の課題
久居 弘幸(伊達赤十字病院消化器科)
【背景】浸潤性膵管癌(膵癌)は増加傾向にあるが,小膵癌の発見率は未だ十分でない.予後改善のためには,地域医療における早期診断が重要な鍵を握っていると考えられる.今回,地方病院である当院でのStage I膵癌について検討した.
【方法】対象は当院で切除されたStage I膵癌6例(H6年11月~H25年9月に診断された膵癌は256例であり,2.4%に相当)で,年齢65~84歳(平均74歳),男...

第100回日本消化器病学会総会膵癌2

過去のCTを再解析し得た膵癌症例の臨床的検討
安元 真希子(久留米大学内科学講座消化器内科部門)
【背景と目的】膵癌の早期発見は未だ困難とされるが,近年では膵管拡張や膵嚢胞をターゲットとした膵癌スクリーニングの報告も散見されている.今回,当院を受診した膵癌症例中,過去数年内に腹部CTが施行されていた症例の患者背景とCT所見の再検討を行った.【対象と方法】2012年1月~2013年9月の間,2医療機関を受診した膵癌85例中,過去数年内のCT画像を入手できた6例を対象とし,1)膵癌診断時の発見契機...

第100回日本消化器病学会総会膵癌2