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検索結果は6件です。

膵がん細胞に対する亜ヒ酸による抗腫瘍効果について
山内 貴裕(岐阜県総合医療センター消化器内科)
はじめに:現在進行膵がん患者にはゲムシタビンが標準治療薬として用いられるが,その結果は未だ満足できるものではない.一方,ヒ素化合物は古くから殺鼠剤,殺虫剤などに用いられていたが古くから医療への応用も試みられており,現在のところ三酸化ヒ素が前骨髄性白血病治療薬として臨床応用されている.今回,亜ヒ酸の膵がんに対する抗腫瘍効果について検討した.方法:膵がん細胞(AsPC1,BxPC3)において,血小板由...

第99回日本消化器病学会総会膵臓 他

膵性糖尿病におけるアディポネクチン測定の意義―2型糖尿病との比較から―
今 昭人(青森県立中央病院内分泌内科)
【目的】血中アディポネクチン濃度は,メタボリックシンドロームや2型糖尿病と深い関わりがあることが明らかになっている.2型糖尿病患者では,血中アディポネクチンが低いほど肥満やインスリン抵抗性との関連が大きいことが報告されているが,膵性糖尿病と血中アディポネクチンとの関連については明らかになっていない.今回われわれは,消化酵素補充療法中の膵性糖尿病患者のアディポネクチン濃度を測定し,栄養指標も含め,2...

第99回日本消化器病学会総会膵臓 他

改良型小腸内視鏡を用いた膵疾患における小腸病態評価の試み
林 大樹朗(名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学)
バルーン内視鏡により小腸診断学は飛躍的進歩を遂げた.我々はより簡便な小腸へのアプローチをめざし,改良型小腸内視鏡(オリンパス社製試作内視鏡SIF-Y0002)による近位小腸の観察を試みた.【目的】SIF-Y0002を用い,膵疾患例における小腸形態変化の検討を行い,その安全性と有用性を評価した.【方法】2011年1月から2012年8月までにSIF-Y0002による小腸内視鏡検査を施行した51例(慢性...

第99回日本消化器病学会総会膵臓 他

慢性膵炎におけるCFTR遺伝子変異の解析
有賀 啓之(東北大学消化器内科)
【目的】CFTR(Cystic fibrosis transmembrane conductance regulator)は嚢胞性線維症(Cystic fibrosis)の原因遺伝子であり,1700種以上の遺伝子異常が報告されている.白人における発症率は1/2500と高く,ΔF508などのCFTR遺伝子異常が慢性膵炎の発症リスクを高めることが知られている.CFTR遺伝子異常は人種間で差があり,本邦...

第99回日本消化器病学会総会膵臓 他

膵全摘例におけるパンクレリパーゼの有用性について
大島 奈々(東京女子医科大学消化器外科)
【目的】膵全摘後など大量の消化酵素薬が必要な患者では,高力価パンクレアチン製剤であるパンクレリパーゼの発売により,内服におけるQOLの向上がえられ十分な補充が可能となり,膵全摘後NAFLDの発生防止が期待される.そこで,膵全摘例におけるパンクレリパーゼの有用性について検討を行った.【対象】パンクレリパーゼが本邦で発売開始となった2011年8月以降の1年間の残膵全摘を含む膵全摘14例(A群)とパンク...

第99回日本消化器病学会総会膵臓 他

アルコール性慢性膵炎におけるアミノ酸代謝異常と成分栄養剤の効果に関する検討
川口 義明(東海大学消化器内科)
【目的】慢性膵炎患者とコントロール健常者における血漿アミノ酸値を測定し,外分泌機能との関連,さらに成分栄養剤の効果に関して検討することを目的とした.【対象と方法】アルコール性慢性膵炎患者(CP)39例(膵外分泌機能正常群28例,低下群11例),コントロール健常群20例を対象とした.BMI,アルブミン値,HbA1c,各種アミノ酸に関して測定,3郡を比較検討した.さらに成分栄養剤エレンタール...

第99回日本消化器病学会総会膵臓 他