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検索結果は5件です。

UPRT遺伝子武装腫瘍融解アデノウイルスを用いた膵癌の遺伝子化学療法の基礎的検討(1):免疫適格同種ハムスター膵癌モデルにおける有効性と安全性の評価
長谷川 直之(筑波大学医学医療系消化器内科)
近年,癌細胞選択的に増殖する種々の腫瘍融解ウイルス(OV)が開発され,さらにそれらの癌遺伝子治療への応用(遺伝子武装OV)が注目されている.我々も,抗癌剤5-FUの効果を増強する酵素uracil phosphoribosyltransferase(UPRT)の遺伝子を搭載した腫瘍融解アデノウイルス(OAd),AxE1CAUPを用いた「遺伝子化学療法」のヒト胆道癌移植ヌードマウスでの有効性を報告した...

第99回日本消化器病学会総会膵 基礎

UPRT遺伝子武装腫瘍融解アデノウイルスを用いた膵癌の遺伝子化学療法の基礎的検討(2):シクロフォスファミドによる免疫抑制との併用効果
長谷川 直之(筑波大学医学医療系消化器内科)
近年,癌細胞選択的に増殖する種々の腫瘍融解ウイルス(OV)とその遺伝子治療への応用(遺伝子武装OV)が注目されているが,宿主の抗ウイルス免疫の克服が課題である.高容量のシクロフォスファミド(CP)による免疫抑制が,OVの増殖を促進,その腫瘍融解効果を増強することが報告されたが,治療遺伝子で武装したOVの有効性に与える影響は全く不明である.我々は,抗癌剤5-FUの効果を増強する酵素uracil ph...

第99回日本消化器病学会総会膵 基礎

ヒト膵癌細胞株におけるEMTに対する温熱処理の抑制効果についての検討
木村 礼子(京都府立医科大学消化器内科)
【背景・目的】膵癌は浸潤・転移能が高く,極めて予後不良ながんの1つである.近年,上皮間葉転換(Epithelial to Mesenchymal Transition,EMT)が,がん細胞の浸潤・転移に重要であることが明らかとなってきた.化学療法等に対する治療抵抗性やがんの再発に関わると考えられているがん幹細胞の一部もEMT phenotypeを呈することが報告されている.今回,ヒト膵癌細胞株を用...

第99回日本消化器病学会総会膵 基礎

ラット膵ランゲルハンス島からの純度の高いRNAの抽出法の開発
木場 崇剛(呉医療センター中国がんセンター臨床研究部先進医療研究室)
[背景・目的]膵臓のランゲルハンス島の研究は,生活習慣病の解明に直結する重要な研究課題の一つである.今回,ラット膵ランゲルハンス島からの純度の高いRNAの抽出法を開発したので報告する.[方法]10-12週齢の雄SDラットを用いて総胆管を同定し,Liberase TL(Roche Diagnostics GmbH, Mannheim, Germany)を含むKyoto solution(ETK;Os...

第99回日本消化器病学会総会膵 基礎

慢性膵炎におけるp38MAPK,HSP27の役割
櫻井 俊治(近畿大学消化器内科)
【目的】慢性炎症と発癌を関連づける因子として活性酸素種(ROS)の重要性が示唆されている.Heat shock protein 27(HSP27)はROSの制御および組織の恒常性維持に重要な蛋白質である.p38 mitogen-activated protein kinase(p38MAPK)は細胞の生理的およびストレスに対する病態生理的な状況において重要な役割を果たしており,近年,私たちはp38...

第99回日本消化器病学会総会膵 基礎