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検索結果は4件です。

C型肝硬変の治療経過中に本態性血小板血症から脾梗塞を発症した1例
二村 真(岡崎市民病院消化器内科)
【症例】64歳,女性【主訴】左上腹部痛【現病歴】C型肝硬変(Child-Pugh分類B)で長期治療中.2010年3月左上腹部痛を主訴に受診した.【身体所見】意識清明,血圧143/90bpm,脈拍93回,体温38.4℃,呼吸回数25回,眼球結膜黄染なし,眼瞼結膜貧血なし,呼吸音清,心拍整,心雑音なし,腹部平坦,軟,左上腹部に圧痛あり.【入院時検査】血液生化学検査:TP6.4g/dL,Alb2.9g/...

第100回日本消化器病学会総会臨床-内臓血管

ステント留置術が奏功した偽腔開存型孤立性上腸間膜動脈解離と当院における13例の検討
曽我部 裕子(大津赤十字病院消化器科)
【背景・目的・方法】孤立性上腸間膜動脈(SMA)解離は稀な疾患であり,標準的治療法は確立されていない.腸管壊死,動脈瘤破裂などは外科的治療の絶対適応となるが,保存的治療や血管内治療が奏功した例も報告されている.今回我々は,偽腔開存型で真腔の高度狭窄を有した進行性のSMA解離に対しステント留置術を施行し奏功した一例を経験した.本例と合わせて,2008年1月から2013年9月までの間に当院で経験したS...

第100回日本消化器病学会総会臨床-内臓血管

内科的治療で軽快した孤立性上腸間膜動脈解離の4例
松田 尚登(福井県済生会病院内科)
【背景と目的】孤立性上腸間膜動脈解離症例の報告は,画像診断の普及に伴い増加している.しかし,治療方針や予後については不明な点が多い.今回我々は,保存的治療にて軽快したSMA解離の4例を経験したので報告する.【症例1】50歳代の男性.激しい腹痛・背部痛で発症し,直ちに当院を受診.腹部造影CTでSMA近位部から空腸枝まで広範囲に解離を認め,また右側結腸の腸管浮腫もあり虚血が疑われた.絶食・降圧療法・抗...

第100回日本消化器病学会総会臨床-内臓血管

上腸間膜動脈閉塞症に対しinterventional radiologyを施行した2症例
窪田 晃治(伊那中央病院外科)
上腸間膜動脈閉塞症(Superior Mesenteric Artery Occlusion以下SMAO)は発症後短時間で腸管の広範囲壊死をきたし,予後不良の疾患である.今回我々はInterventional radiology(以下IVR)を施行し,保存的に救命し得たSMAOの2症例を経験したので報告する.症例1は80歳,女性.突然の腹痛にて当院受診.腹部造影CT検査にてSMAOと診断した.発症...

第100回日本消化器病学会総会臨床-内臓血管