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検索結果は5件です。

進行性の汎血球減少症に対してHassab手術が奏効した食道胃静脈瘤を有するNASHの1例
福原 賢治(塩竈市立病院外科)
【はじめに】NASHのなかには,急速に肝の線維化や肝機能障害が進行する症例がある.【症例】60歳代男性.平成16年に他院でNASH(F2/A1)の診断を受け,平成21年から当院内科で汎血球減少症の進行と脾腫の悪化が指摘されていた.平成24年5月,WBC1400,RBC304万,血小板数4.9万,食道胃静脈瘤(Lm F3 Cb RC(+),Lg-c F2 Cb RC(+)),Child-Pughスコ...

第100回日本消化器病学会総会門脈圧亢進症

食道静脈瘤破裂を契機にBudd-Chiari症候群と診断されInterventional Radiologyにより良好な転帰を得られた一例
西畠 瑞希(公立学校共済組合関東中央病院消化器内科)
【症例】27歳女性.特記すべき既往歴はなく生来健康.突然の吐血にて救急搬送された.来院時バイタル安定.血液検査にてHb4.4g/dlと著明な貧血,BUN上昇,BUN/Cre乖離あり.またT-Bil高値,Alb低値,PT延長を認めた.上部消化管出血疑いにて緊急上部内視鏡検査施行.食道中部からEsophagogastric JunctionにかけてF3の食道静脈瘤あり,下部食道の静脈瘤からjet様出血...

第100回日本消化器病学会総会門脈圧亢進症

食道胃静脈に対する内視鏡的静脈瘤結紮術後のIVRの有用性
魚嶋 晴紀(湘南鎌倉総合病院消化器病センター)
【目的】内視鏡的静脈瘤結紮術(以下EVL)は手技が簡便でバリアンスが少なく,食道胃静脈瘤破裂例に対して第一選択とされる.一方で,EVLは治療後の静脈瘤早期再発が問題となり,EVL後の内視鏡追加治療困難例に度々遭遇する.これら治療困難例に対してInterventional Radiology(以下IVR)の有用性が報告されるが,予後改善についての検討は少ないため,EVL後に治療困難を呈した食道胃静脈...

第100回日本消化器病学会総会門脈圧亢進症

バルーン閉塞下逆行性経静脈性塞栓術(B-RTO)による治療効果の検討
先田 信哉(横浜市立みなと赤十字病院肝胆膵内科)
【目的】バルーン閉塞下逆行性経静脈性塞栓術(Balloon occluded Retrograde Transvenous Obliteration,以下B-RTO)は,もともと孤発性胃静脈瘤に対するIVRとして金川らにより開発された.また血行動態によってはその他の消化管静脈瘤の治療や,シャント脳症などへの治療として認識されつつある.自験例について効果を検討した.【方法】2009年8月より2013...

第100回日本消化器病学会総会門脈圧亢進症

肝細胞癌手術時のB-RTO治療適応胃静脈瘤の検討
宮澤 祥一(日本大学医学部附属板橋病院消化器肝臓内科)
【目的】肝細胞癌合併胃静脈瘤に対して行うB-RTOの治療方針に明確な治療適応や基準はない.今回当施設における現状を報告し適応と治療時期について検討する.【対象と方法】2008年5月以降施行した46例中シャント脳症治療目的を除いた43例の検討.年齢中央値68(43-81)歳,男:女=25:18,Child-Pugh A:B=28:15で,成因はHBV:HCV:NBNC=6:29:8であった.【成績】...

第100回日本消化器病学会総会門脈圧亢進症