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検索結果は5件です。

C型肝炎ウイルス関連肝細胞癌の早期発症における潜在性B型肝炎ウイルス感染の影響
中野 聖士(久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門)
【目的】B型肝炎ウイルス(HBV)感染はC型肝炎ウイルス(HCV)関連肝細胞癌の発症を促進する事が報告されているが,潜在性HBV感染の影響は未だ不明である.今回我々は,HCV関連肝細胞癌の早期発症における,潜在性HBV感染の影響について検討を行った.【方法】1995年~2011年の間に,当院において肝癌の診断下に肝切除術を施行された325例のうち,組織学的に肝細胞癌と診断され,HCV抗体陽性かつH...

第100回日本消化器病学会総会HCC-3 その他

多施設共同研究による進行肝癌の特徴についての検討
田浦 直太(長崎大学病院消化器内科)
【目的】近年,肝癌症例は,高齢化,非肝炎ウイルス関連肝癌症例の増加,耐糖能異常,肥満症例の増加など背景因子に大きな変化がみられ,初発進行肝癌の特徴も変化しつつあると考えられる.しかし,進行肝癌における背景の詳細,積極的治療が可能な症例の頻度は明らかでない.本研究では,進行肝癌の特徴,更に積極的治療可能な症例の頻度について検討を行った.【対象】1999年より2012年までの期間,当院関連施設において...

第100回日本消化器病学会総会HCC-3 その他

B型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルス共感染肝細胞癌患者の予後
大木 隆正(三井記念病院消化器内科)
【目的】本邦では,B型肝炎ウイルス(HBV)・C型肝炎ウイルス(HCV)の共感染を有する肝細胞癌(HCC)患者は比較的稀である.今回我々は,dual infected HCC患者の特徴および予後に関して,HBV-HCC患者,HCV-HCC患者を比較対象として検討した.【方法】1984年4月から2011年12月までに当科で内科的治療(経皮的局所療法ないし肝動脈塞栓術)を行った初発のHCC患者936例...

第100回日本消化器病学会総会HCC-3 その他

経橈骨動脈アプローチによる肝動脈塞栓術の際の術後止血時の新規止血バンド(ヘリックスバンド?)の有用性
高田 亮(加納総合病院内科)
【目的】肝細胞癌に対する肝動脈塞術は,経大腿動脈的にアプローチされることが多いが,尿道カテーテル留置や術後安静の必要性などの問題がある.当院ではこれまで径橈骨動脈アプローチ後のカテーテル抜去時の止血バンドにはとめ太くん?を使用していたが,これは手首全体を包み込むようにバルーンで圧迫するため,疼痛・圧迫感や循環障害などの問題がある.昨年より本邦で使用可能となったヘリックスバンド...

第100回日本消化器病学会総会HCC-3 その他

CK-19陽性肝細胞癌とAFP産生胃癌の重複癌に対しシスプラチン動注療法が著効した1例
大西 理乃(岡山市立市民病院肝疾患センター)
症例は60歳代,男性.2013年3月に全身倦怠感にて当院救急外来を受診した.画像検査にて肝内に多発腫瘤を認め精査加療目的に入院した.入院後の精査にて門脈本幹に浸潤をきたしたCK-19陽性肝細胞癌とAFP産生胃癌の重複癌と診断した.シスプラチンの動注療法とTS-1の内服を開始した.しかしTS-1は副作用のため1クールで中止し,シスプラチンの動注のみ継続した.肝細胞癌,AFP産生胃癌ともに化学療法が著...

第100回日本消化器病学会総会HCC-3 その他