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肝がん対策としてのインターフェロン療法:現状と課題
建石 良介(東京大附属病院・消化器内科)
C型慢性肝炎の経過において肝細胞癌の発生が肝不全に先行することが,欧米と比較したわが国の特徴である.この傾向は,年を追う毎に強まっており,直近では高齢者において肝硬変を合併しない肝細胞癌が3割以上を占めるに至っている.わが国においてC型慢性肝炎治療の第1の目標は,肝細胞癌の発生を減少させることであり,インターフェロン単剤療法の時代から,発癌抑止効果に関するエビデンス構築にわが国の臨床研究が大きく貢...

第55回日本消化器病学会大会蓄積される3剤療法のエビデンス,その課題と今後の展開 第12回 MSD Award 表彰式

3剤併用療法および発癌リスクから見た個別化治療 - Y-PERSから -
坂本 穣(山梨大・1内科, 山梨大・肝疾患センター)
C型慢性肝炎に対する抗ウイルス療法は急速に進歩している.とくにDAAs(Direct antiviral agents)であるtelaprevirを含めた3剤併用療法は,画期的な治療法として著しく高い治療効果を示している.しかしその一方,皮疹・腎障害・貧血などの重篤な副作用も多く,治療対象が高齢化している現在では,適応症例の選択には慎重にならざるを得ない側面も存在する.また,インターフェロンを用い...

第55回日本消化器病学会大会蓄積される3剤療法のエビデンス,その課題と今後の展開 第12回 MSD Award 表彰式