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検索結果は10件です。

腹部超音波検診 ―今後何をすべきか―
小野寺 博義(宮城県立がんセンター・消化器科)
【目的】腹部超音波検診が開始されて35年が経過し広く全国に普及したが,エビデンスが追求・蓄積されず,学問的(検診学的)な裏付けのない状態が続いている.その事実を踏まえ,今後何をすべきかを考える.【方法】宮城県対がん協会の超音波検診でのデータの検討,特に検診発見がん症例の予後を宮城県立がんセンターでの病院発見がん症例と比較し考察する.また,主に日本消化器がん検診学会誌に掲載された超音波検診に関する文...

第55回日本消化器病学会大会超音波検診の目指すべきもの

腹部超音波がん検診の成果と事後管理の重要性
三原 修一(みはらライフケアクリニック)
1983年度から2007年度までの腹部超音波検診(人間ドック,集団検診)受診者数は延べ1,703,350人(実質387,725人)で,肝細胞癌393例,胆嚢癌165例,胆管癌58例,膵臓癌151例,腎細胞癌389例,膀胱癌178例など,1,678例(対延べ受診者発見率0.10%)の悪性疾患が発見された.肝胆膵腎癌および膀胱癌の切除例(率)はそれぞれ87例(22.1%),149例(90.3%),79...

第55回日本消化器病学会大会超音波検診の目指すべきもの

腹部超音波がん検診評価における問題点
水間 美宏(神戸アドベンチスト病院・消化器内科, 京都府立医大大学院・地域保健医療疫学)
【目的】腹部超音波がん検診評価のため,腹部超音波がん検診基準(実施基準,判定基準)が定められ,判定基準により得られた所見に対する事後指導も議論されている.今後は基準に沿って実施された検診について,その精度や,発見がんの病期,生存率,治療法などを検討していくことになろう.しかし,精度を求めるにも発見がんや偽陰性がんの定義はなく,また,発見がんの病期の記載方法も標準化されていないため,このままではせっ...

第55回日本消化器病学会大会超音波検診の目指すべきもの

癌の早期発見を目指した超音波検診の現況
長川 達哉(札幌厚生病院・2消化器科(胆膵科))
【目的】腹部超音波検診にて発見された肝胆膵領域癌の成績ならびに予後,事後管理(精検システム)の問題点を検討した.【対象および方法】1985年4月より2011年3月までの間に当院施設検診を受診したのべ378131名を対象とした.当院の検診システムは日本消化器がん検診学会の実施基準にほぼ準じているが,記録法は有所見部の静止画のみであり,院内の読影委員会で定期的に改訂した判定基準を用いている.【検討項目...

第55回日本消化器病学会大会超音波検診の目指すべきもの

当施設における腹部超音波がん検診カテゴリー分類と事後指導の現状
中河原 浩史(日本大・消化器肝臓内科, みつわ台総合病院・内科)
【目的】腹部超音波検診は,がんの早期発見に有用であることは言うまでもない.しかし,客観性の低さが問題であり,当学会でも検診基準やカテゴリー分類が発表され,今後の精度向上を図る方向性が示された.しかし事後指導は各施設の基準によるため,施設間で差がみられている.今回我々は,当施設の事後指導基準による要精検症例の逐年結果を用いて,当施設の要精検基準の現状と問題点について検討した.【方法】対象は2010年...

第55回日本消化器病学会大会超音波検診の目指すべきもの

がんと生活習慣病診断のための腹部超音波検診 -腹部超音波がん検診基準と人間ドック事後指導区分を比較して―
大洞 昭博(朝日大村上記念病院・総合健診センター)
【目的】がんと生活習慣病診断のための腹部超音波検診の精度向上を目指し,日本消化器がん検診学会の腹部超音波がん検診基準カテゴリー分類と日本人間ドック学会の腹部超音波検査所見判定を用いた結果判定を比較検討した.【方法】2010年に腹部超音波検診を受けた11702例(男性7109例,女性4593例,平均49.0歳)の画像データを前情報をblindにした状態でretrospectiveに,がん検診基準とド...

第55回日本消化器病学会大会超音波検診の目指すべきもの

超音波検診による膵癌の早期発見
深澤 光晴(山梨大附属病院・消化器内科(1内科), 山梨県厚生連健康管理センター)
【目的】膵癌の治療成績向上には無症状期での早期診断が必須である.超音波検診は無症状期に膵癌を発見する手段の一つであるが,後腹膜臓器であるため条件により観察困難な症例も存在する.今回,膵癌の早期発見における超音波検診の有用性について検討した.【方法】2000年~2011年までの検診受診者のべ799,623例を対象として,膵癌発見に有用な所見を検討した(検討1).また,同時期に症状により病院を受診して...

第55回日本消化器病学会大会超音波検診の目指すべきもの

腹部超音波検診における膵管拡張の意義
藤澤 聡郎(NTT東日本関東病院・消化器内科)
目的:膵臓癌は症状がみられた時点で手術不能な場合が多く, 検診による早期の膵臓癌もしくは高リスク群の拾い上げが重要である. 2011年版腹部超音波がん検診基準では, 膵体部での主膵管径が3mm以上で膵管拡張ありと定義している. 我々は検診にて膵管拡張を指摘された症例を解析し, 膵管拡張と膵疾患との関連, またその予測因子を特定することを目的とした.対象:当院と関連病院の検診センターにて1995年か...

第55回日本消化器病学会大会超音波検診の目指すべきもの

2次検診施設における小膵癌に対しての超音波検査の果たす役割
金森 明(大垣市民病院・消化器内科)
【目的】膵臓癌において,早期発見は最も重要な因子の一つと考えられる.近年になり画像診断法も発達してきたが,超音波検査(US)は簡便で非侵襲的であり第一に施行すべき検査法である.二次検査施設でのUSの果たすべき役割を検討した.【対象,方法】1996年以降に当院で診断された膵臓癌521例(男:女311:210)を対象とした.対象症例の診断時のUSの腫瘍および間接所見の指摘の頻度を検討した.また診断時よ...

第55回日本消化器病学会大会超音波検診の目指すべきもの

田中 幸子(大阪がん循環器病予防センター)
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第55回日本消化器病学会大会超音波検診の目指すべきもの