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検索結果は16件です。

エンドサイトスコピーシステム(ECS)による食道病変の観察
熊谷 洋一(埼玉医大総合医療センター・消化管・一般外科)
ECSは細胞を観察する目的で2003年に開発された超拡大内視鏡である.現在までに3種類のECSが試作された.1:プローブタイプ(生検鉗子孔を通るプローブ,1125倍,450倍),2:2眼式一体型(80倍の拡大内視鏡に450倍のECSを搭載),3:連続拡大ECS(連続して380倍(デジタルズームで600倍)まで拡大可能).トルイジンブルー,メチレンブルーなどの生体染色を必要とする.プローブタイプ,2...

第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断

NBI併用拡大内視鏡を用いた日常診療における咽頭癌スクリーニング
中西 宏佳(石川県立中央病院・消化器内科)
【背景と目的】NBI併用拡大内視鏡は咽頭癌の検出,診断に極めて優れている.我々は2006年8月にNBI併用拡大内視鏡を導入し,2009年1月からは全ての上部消化管検査で使用出来る体制となり,可能な限り全例に使用してきた.大多数に対する使用経験から,日常診療での咽頭癌スクリーニングについて検討する.【方法】単施設のretrospective study.対象は2009年1月から2012年12月の間に...

第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断

表在食道癌におけるNBI拡大診断と生検診断精度の比較
長井 健悟(大阪府立成人病センター・消化管内科)
【背景】生検は治療前診断のGold standardとされているが,病変の一部を採取し行われる生検診断には自ずと限界がある.一方,NBIや拡大内視鏡の進歩により,内視鏡診断の精度は向上した.しかし内視鏡によるOptical biopsyが生検診断に匹敵する精度を有するかどうかは明らかにされていない.【方法】食道癌ハイリスク症例を対象に内視鏡検査を行い,食道内病変を主にNBI拡大観察し,上皮の茶色変...

第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断

Blue LASER Imaging拡大観察を用いた胃病変の良悪性診断の有用性
土肥 統(京都府立医大・消化器内科)
【目的】我々はNBIと半導体レーザー内視鏡による狭帯域光観察(Blue LASER Imaging: BLI)とを比較検討することにより早期胃癌診断におけるBLI拡大観察の有用性を報告してきた.今回,BLI拡大観察の胃病変に対する良悪性診断の有用性を検討した.【方法】2012年7月から2013年1月までに当科で前向き試験としてレーザー白色光観察(通常観察)ならびにBLI拡大観察を行い,生検を施行し...

第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断

胃未分化癌にみられる微小血管構築像の特徴
金坂 卓(大阪赤十字病院・消化器内科)
【背景】未分化型癌の組織学的特徴は,上皮下を癌が浸潤し非癌の腺窩を破壊するため腺窩構造が消失していることである.腺窩構造の保たれた胃上皮性腫瘍では,表層の微小血管は腺窩辺縁上皮(以下,MCE)とMCEの間の窩間部上皮下に存在するため,隣り合う微小血管の距離は少なくともMCEの幅の2倍以上と推測される.従って,これより狭い間隔で微小血管が配列している領域には腺窩が消失し,未分化型癌に特徴的な拡大内視...

第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断

未分化型早期胃癌のNBI併用拡大内視鏡(ME-NBI)による範囲診断の正確性の検討
堀内 裕介(がん研有明病院・内視鏡診療部)
[目的]未分化型早期胃癌に対するESD適応拡大により,術前診断能の向上が課題である.我々はこれまでにESD症例の範囲診断の正確性について報告してきた.今回手術例も加え,範囲診断の正確性について検討を行った.[方法](検討1)対象は2010年1月-2013年2月の間に通常観察・EUSで20mm以下・M UL(-)病変と診断した未分化型早期胃癌でESDを施行した53病変である.ME-NBIで,微細粘膜...

第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断

WOS(White Opaque substance)陽性胃上皮性腫瘍における臨床病理学的検討-組織学的分化度および粘液形質の検討-
上尾 哲也(大分赤十字病院・消化器内科)
(目的) White opaque substance (WOS)の正体は脂肪滴であることが報告されたが,WOS発現における臨床病理学的意味は未だ不明な点も多い.今回,WOS陽性胃上皮性腫瘍における組織学的分化度と粘液形質の検討を行った.(方法) 2009年7月~2012年9月にNBI拡大観察を行い,ESD又は手術で切除した131例の腺腫又は早期胃癌のうち,NBI拡大不良11例,病理との対比困難1...

第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断

胃上皮性腫瘍は脂肪を吸収する
大津 健聖(福岡大筑紫病院・消化器内科)
【背景と目的】我々は,胃上皮性腫瘍内に認める白色不透明物質(white opaque substance, WOS)の正体は,腫瘍上皮内・上皮直下に集積した微小な脂肪滴(Lipid droplets: LDs)であることを証明した[Dig Endosc 2003].しかし,微小な脂肪滴が食事などの外来性の脂肪に由来するか否かは明らかでない.そこで,胃上皮性腫瘍が経口的に投与された脂肪を吸収するか否...

第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断

LUCERA ELITE電子ズーム併用Near Focus modeによる大腸腫瘍拡大診断能
林 奈那(広島大・内視鏡診療科)
【背景】これまでEVIS LUCERA SPECTRUM/H260AZI (Olympus)によるNBI拡大観察の大腸腫瘍質的診断における有用性を報告してきた (GIE 2009).2012年10月にEVIS LUCERA ELITEが登場しHQ290シリーズが使用可能になった.CF-HQ290Iは,Dual Focus機能を有し,中遠景の観察に適したNormal Focusと近点観察に適した N...

第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断

大腸病変におけるendocytoscopyによる表面微細血管の検討
三澤 将史(昭和大横浜市北部病院・消化器センター)
【背景】大腸病変において表層の微細血管所見は質的,量的診断に有用であることが報告されている.また一体型endocytoscopyは生体内で細胞異型の診断が可能である.【目的】Endocytoscopy(EC)を用いて観察された大腸病変の血管径および超拡大血管所見について検討を行った.【方法】対象は2010年4月から2012年12月までに観察後切除された病変周囲の正常粘膜を含めた179病変.内訳は正...

第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断

大腸病変におけるNBI拡大診断の検討-Capillary pattern とpit patternの対比―
宮本 英明(国立がん研究センター東病院・内視鏡部)
【背景】大腸病変に対するNBI診断の有効性は質的診断では明らかになってきたが,深達度診断では未だcontroversialである.当院のNBI拡大診断はCapillary pattern (CP)を使用しており,その有用性については学会等で報告してきた.【目的】大腸病変に対するCPにおけるNBI診断の有用性をpit pattern診断と対比し検討した.【対象と方法】2005年10月から2009年3...

第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断

大腸NBI拡大観察による腺腫と癌の鑑別においての酢酸散布の有用性
後藤 規弘(京都桂病院・消化器センター消化器内科)
【背景と目的】NBI拡大観察において,酢酸散布は表面構造を明瞭化し血管構造を不明瞭化することで腺管の異型度の診断能の向上に寄与すると推測されるが,十分なエビデンスは構築されていないのが現状である.大腸NBI拡大観察による腺腫と癌の鑑別において,酢酸散布による診断能の向上の有無を評価する.また,クリスタルバイオレット(CV)染色併用拡大観察との診断能の比較も行う.【方法と対象】2012年1月~201...

第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断

部位別に見たSSA/Pの内視鏡的特徴に関する検討
平野 大樹(広島市立安佐市民病院・消化器内科)
【はじめに】SSA/PはHPに類似しており,内視鏡的鑑別診断は容易でないことがある.【目的】SSA/Pの内視鏡的特徴を部位別に明らかにし,HPとの鑑別診断の可能性について検討する.【対象と方法】対象はNBI拡大観察とpit pattern観察を施行後,内視鏡的に切除された大腸鋸歯状病変のうち,2人の病理医が樋口らの分類または八尾分類を使用してSSA/PおよびHPと診断した175症例198病変(SS...

第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断

大腸拡大内視鏡診断の課題~sessile serrated adenoma/polyp(SSA/P)について~
石郷岡 晋也(聖マリアンナ医大・消化器・肝臓内科)
【目的】SSA/Pは大腸癌の前駆病変として注目されている一方で,比較的新しい疾患概念であるため,その病理組織診断や内視鏡診断は完全には確立していない.そのような背景から,日常診療における臨床的取り扱いが問題となっている.内視鏡的には通常のhyperplastic polyp(HP)との鑑別が問題となることが多い.拡大内視鏡診断の分野では,開II型pitが有用な所見として報告され,当院でもその有用性...

第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断

大腸拡大観察における客観的診断の可能性
大森 崇史(藤田保健衛生大・消化管内科)
【背景】現在,大腸腫瘍の診断にはpit pattern診断に加え,より簡便なNBI診断も行われている.しかしながらいずれの診断方法も客観性が乏しい場合が少なくない.【目的】大腸腫瘍の拡大内視鏡診断が客観的に行える可能性をpit pattern・NBIにおいて検討した.【検討1】pit pattern分類を数値化することで,客観的に診断できるか検討を行った.【対象】拡大観察を行った100病変(I型9...

第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断

榊 信廣(早期胃癌検診協会)
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第55回日本消化器病学会大会拡大・超拡大内視鏡による消化管疾患の診断