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検索結果は11件です。

術前肝機能評価におけるアシアロシンチの有用性の検討
田中 基文(神戸大・肝胆膵外科)
【目的】99mTc-GSAシンチグラフィー(アシアロシンチ)は肝予備能の定量的評価法として期待されてきたが,未だ定まった見解が得られておらず,あくまで手術適応決定における補助的位置付けに留まっている.今回,アシアロシンチの各データと従来の肝機能評価因子との関連性を解析するとともに,術後肝不全予測因子としてアシアロシンチの有用性を検証した.【方法】2005年より2012年12月までに当科で施行した肝...

第55回日本消化器病学会大会病態別に見た肝予備能評価の新展開

アシアロSPECT CT-fusionを用いたmarginal機能的肝切除率はmajor hepatectomy術後合併症発生の危険因子である
林 洋光(熊本大大学院・消化器外科学)
【緒言】大量肝切除後の合併症は重篤化することが多く,特に肝不全は致死的ともなる.従来,ICG試験や肝障害度を用いた肝機能評価と切除肝重量(体積的切除率)を用いた術前肝予備能評価法が行われているが,術後合併症予測において十分とは言い難い.我々は,アシアロSPECT-CT fusion systemを用いた機能的切除率を従来の評価法に加えて使用している.今回major hepatectomy後合併症予...

第55回日本消化器病学会大会病態別に見た肝予備能評価の新展開

肝アシアロシンチによる術前肝予備能の評価とその有用性
河地 茂行(東京医大八王子医療センター・消化器外科・移植外科)
【背景】肝切除後肝不全には肝予備能と切除肝容積の2因子が大きく関与しているため,肝予備能を正確に把握し許容肝切除量を決定することが極めて重要である. 当科では術前肝予備能評価法の一つとして肝アシアロシンチを利用しておりその有用性について検討した.【対象と方法】2007年から2012年までに肝切除術前に肝アシアロシンチにて肝予備能を評価した103例を対象とした.肝アシアロシンチにおけるGSA投与後1...

第55回日本消化器病学会大会病態別に見た肝予備能評価の新展開

障害肝併存肝癌切除術におけるアシアロ推定残存肝機能評価による術式決定
松井 康輔(関西医大・外科)
【目的】当科での肝葉切除に対する術前アシアロ推定残存肝機能評価による術式決定を供覧.【方法】620例原発性肝癌肝切除を行い拡大肝葉切除,葉切除,中央2区域切除は総数96例施行.大腸癌転移性肝癌179例に行い肝葉切除以上術式は51例.検討項目は(1)術前ICGR15とGSA-Rmax(最大受容体結合量)との乖離例検討,(2)術後肝不全回避のための安全推定残肝GSA-Rmax算出,(3)葉切除以上での...

第55回日本消化器病学会大会病態別に見た肝予備能評価の新展開

門脈塞栓術症例におけるアシアロシンチにより肝予備能評価
爲佐 卓夫(山口大大学院・消化器・腫瘍外科学)
門脈塞栓術(PVE)前後の肝予備能評価においてCT残肝容積のみならずアシアロシンチ肝機能評価(シンチ残肝機能)は有用である.
【目的】門脈塞栓術前後の肝予備能評価の検討を行う.
【対象】2006~2013.1のPVE症例31例を対象とした.PVEはICG15R15%以下で残肝容積or残肝機能が40%以下の症例に対して行った.
【結果】対象疾患は胆管癌14例,肝癌13例,その他4例...

第55回日本消化器病学会大会病態別に見た肝予備能評価の新展開

病態別に評価した門脈塞栓術後の形態的,機能的容積変化の検討
阿保 貴章(長崎大大学院・腫瘍外科学)
【緒言】現在,我々の施設では門脈塞栓術前後の効果判定として,3DCTを用いた形態的肝容積測定,肝アシアロシンチを用いた機能的肝容積測定を行っている.しかしながら,肝切除症例の背景肝の多くが慢性肝障害や腫瘍占拠による血行障害,胆汁鬱滞などの影響を受けており,門脈塞栓術の効果はそれらの病態の影響を受けると考えられる. 今回我々は,病態ごとの門脈塞栓術の効果を比較検討したので報告する.【対象】2001年...

第55回日本消化器病学会大会病態別に見た肝予備能評価の新展開

減黄過程中の血中δビリルビン分画と肝機能の推移
石沢 武彰(東京大・肝胆膵外科)
【目的】閉塞性黄疸に対する減黄の効果は血清総ビリルビン濃度により評価されるが,肝機能との関連は不明である.閉黄症例では血中アルブミンと共有結合したδビリルビン(Bδ)が存在する.Bδは細胞毒性を持たないが,その半減期はアルブミンの半減期を反映して長い.そこで減黄中のBδ,非Bδ分画濃度の推移を評価し,肝機能との関連を検討した.【方法】対象は閉塞性黄疸に対して胆汁ドレナージを行った28例.減黄直前お...

第55回日本消化器病学会大会病態別に見た肝予備能評価の新展開

肝発癌リスク・肝予備能評価における肝弾性度測定の意義
建石 良介(東京大・消化器内科)
【目的】FibroScanによる肝弾性度は,門脈圧亢進症を精度良く予測できる.肝予備能検査としての肝弾性度測定の有用性について検討した.【方法】Study1: 2004年12月~2005年6月の期間に肝弾性度測定を行ったC型慢性肝炎患者866人(平均年齢62歳,男/女=398/468)を対象に,発癌と死亡をイベントとして,Study2:2005年~2011年に当科でラジオ波焼灼療法(RFA)にて加...

第55回日本消化器病学会大会病態別に見た肝予備能評価の新展開

肝線維化進展度評価におけるRTE(real time elastography)の有用性
遠藤 美月(大分大附属病院・消化器内科)
【目的】肝疾患の治療において,肝線維化の程度を評価することは非常に重要である.近年,RTEなどエコーを用いた非侵襲的な方法が実用化されている.また,血液検査データを用いた,FIB-4index(=AST×年齢/(血小板×√ALT))などのスコアも注目されている.今回組織診断が得られている症例についてRTE,FIB-4indexでの肝線維化診断の有用性について検討した.【方法】肝生検と同時にRTEも...

第55回日本消化器病学会大会病態別に見た肝予備能評価の新展開

Gd-EOB-DTPA MRIを応用した化学療法関連肝障害度評価の検討
熊澤 慶吾(国立国際医療研究センター・外科)
【背景】近年ではStage IV大腸癌における術前補助療法により肝切除率の向上を認める反面,化学療法関連肝障害も加わり,一般的術前肝機能検査であるICG負荷試験,99mTc-GSAシンチなどでは不十分なケースも散見され,さらなる非侵襲的診断方法の確立が望まれる.我々はGd-EOB-DTPA MRIの術前肝機能検査としての有用性を報告してきたが,今回化学療法による肝実質変化の評価においても有効である...

第55回日本消化器病学会大会病態別に見た肝予備能評価の新展開

藤井 秀樹(山梨大附属病院・1外科)
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第55回日本消化器病学会大会病態別に見た肝予備能評価の新展開