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検索結果は12件です。

難治性腹水に対するTIPSの治療成績2013
福田 健(日本医大・消化器内科)
【目的】TIPSにより治療した難治性腹水例の成績を解析し,我々の提唱した適応基準を検証する.【対象と方法】1995年から2013年までに難治性腹水を適応としてTIPSを行った82例を対象とした.男58例,女24例,年齢60±10歳,Child-Pughスコア9.7±1.4点,T-Bil.1.6±1.6mg/dl,クレアチニン1.19±0.45mg/dlであった.TIPSは通常の方法とした.我々は2...

第55回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-治療法の選択とその成績

血行動態に基づいた孤立性胃静脈瘤の治療戦略
今井 幸紀(埼玉医大・消化器内科・肝臓内科)
【目的】孤立性胃静脈瘤の緊急止血にはシアノアクリレートによる内視鏡的治療が,待期・予防的治療にはバルーン下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO)が有用である.血行動態に基づいて,これらを組み合わせた治療戦略を考案し,その妥当性を検証した.【方法】対象は2006年1月から2013年2月に治療適応があった孤立性胃静脈瘤94例(男:女=49:45)で,出血例は38例,予防例は56例.肝予備能(Child-P...

第55回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-治療法の選択とその成績

非代償性肝硬変における合併症:胃静脈瘤の臨床的特徴と治療経過について
近藤 孝行(千葉大・消化器内科)
【目的】胃静脈瘤は,肝硬変において注意すべき合併症である.塞栓効果に優れたB-RTOが普及してきたものの,肝機能不良例における治療適応や長期効果については議論もある.今回,胃静脈瘤の臨床像や治療経過を肝重症度別に検討し,非代償性肝硬変における胃静脈瘤診療のあり方を考察した.【方法】対象は,B-RTOによって塞栓が得られた孤立性胃静脈瘤合併肝硬変104例(63.1±9.5歳,男62女42)である.肝...

第55回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-治療法の選択とその成績

EVLを中心とした食道静脈瘤および噴門部胃静脈瘤治療の長期成績
荒木 寛司(岐阜大附属病院・光学医療診療部)
【目的】 EVLは簡便性などから多くの施設で食道静脈瘤治療として選択されている.しかしながら,安易なEVLでの不完全な治療による早期の再発や再出血を招き患者に不利益をもたらす.当科では巨木型を含む食道静脈瘤および噴門部胃静脈瘤(Lg-c)にはEVL+APC地固め療法を標準治療としている.静脈瘤治療前には造影CTにより門脈側副血行路を解析し,治療後にはEUSでの食道噴門壁内血管, peri-ECVs...

第55回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-治療法の選択とその成績

食道胃静脈瘤に対する治療戦略 -治療の変遷と外科治療の意義-
赤星 朋比古(九州大・先端医療医学, 九州大・消化器総合外科)
【はじめに】本邦においては,食道静脈瘤においては内視鏡治療,胃静脈についてはB-RTOが第一選択としている施設が多いが,より低侵襲かつ入院期間の短縮が望まれる.【目的】当科における内視鏡治療の変遷とその成績,また難治性食道胃静脈瘤に対する腹腔鏡下脾摘およびHassab手術の臨床的意義について検討した.【対象・方法】内視鏡治療を導入した1982年から2012年までの2750例.内視鏡的硬化療法を第一...

第55回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-治療法の選択とその成績

肝予備能温存を目的とした集学的食道静脈瘤治療~BCAA経腸栄養剤投与と内視鏡的硬化療法による前向き比較試験~
古市 好宏(新座志木中央総合病院・消化器・肝臓内科)
【緒言】内視鏡的硬化療法(EIS)は食事制限が必要なため,肝硬変(LC)患者の栄養状態を悪化させ,肝機能を低下させる可能性がある.【目的】EISがLC患者に対して栄養障害を来すかどうか明らかにする.またEIS時に開始したBCAA含有経腸栄養剤がもたらす効果を明らかにする.【対象と方法】LC 61人のうち,EIS単独治療群をA群(31例,64.3±9.7歳),EIS+BCAA含有経腸栄養剤治療群をB...

第55回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-治療法の選択とその成績

門脈圧亢進症治療における部分的脾動脈塞栓術(PSE)の長期成績
谷合 信彦(日本医大・外科)
【目的】教室では門脈圧亢進症治療において,部分的脾動脈塞栓術(PSE)が有効であることを今まで報告してきた.今回,PSEの長期成績を検討した.【方法】2002~2012年の11年間に170例189回, PSEを施行した.PSEの方法は2002年よりマイクロカテーテルにより選択的に脾上中下極枝にカテーテルを挿入し,ジェルフォームにて約70%塞栓を基本とした.血小板数,肝機能(Alb, T-Bil, ...

第55回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-治療法の選択とその成績

脾機能亢進症に対する脾臓摘出術の検討
徳久 善弘(山口大大学院・消化器・腫瘍外科学)
【目的】脾機能亢進症に対して施行した脾臓摘出術の意義と合併症について検討した.【対象】1999年から2012年の慢性肝障害を伴う脾摘症例118例を対象.【方法】(1)臨床学的検査の推移について検討.(2)門脈血栓の検討と合併症の危険因子を,患者因子(年齢,性別,糖尿病の有無),手術因子(手術時間,出血量,併施手術の有無,HCCに対する手術の有無,肝切除の有無),肝機能因子(アルブミン,ビリルビン,...

第55回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-治療法の選択とその成績

門脈圧亢進による汎血球減少対する腹腔鏡下脾臓摘出術の成績
瀧藤 克也(和歌山県立医大・2外科)
2001年より脾腫による脾機能亢進症93例に対し,血小板の上昇とC型肝硬変に対するインターフェロン(IFN)療法の導入を目的に腹腔鏡下脾臓摘出術を施行したので,その成績について報告する.【成績】術前肝機能はChild-Pugh Aが56例,Child-Pugh Bが37例,Child-Pugh Scoreは6.2±1.1で,手術時間は141±52分,術中出血量は269±404ml,摘出脾重量は52...

第55回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-治療法の選択とその成績

肝臓への血小板集積は, 肝硬変における脾摘の効果に関与するか
近藤 礼一郎(久留米大・病理学, 久留米大病院・腫瘍センター, 久留米大病院・病院病理部)
【目的】我々は, 肝臓への血小板集積は慢性肝炎における末梢血血小板減少の1つの要因であると報告してきた. 本研究では, 肝硬変において, 肝臓への血小板集積が, 末梢血血小板数の改善を含む脾摘の効果に関与するかを検討する.【方法】当院で末梢血血小板減少合併肝細胞癌のため, 一期的に肝切除と脾摘をされた肝硬変症例12例 (C型肝炎: 9例, B型肝炎: 1例, 自己免疫性肝炎: 1例, 非アルコール...

第55回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-治療法の選択とその成績

門脈圧亢進症に対する病態に応じた低侵襲性を追求した外科治療戦略について
児島 亨(岡山済生会総合病院・外科, 岡山済生会総合病院・肝臓病センター)
【目的】近年の内視鏡治療や腹腔鏡手術の発展,手術器具の進歩により,門脈圧亢進症に対する外科手術術式や適応に変化が生じてきていると考えられる.当院で施行された手術症例の検討をハッサブ手術,遠位脾腎静脈シャント術,腹腔鏡下脾摘術を中心に行い,門脈圧亢進症に対する外科治療戦略について考察を加える.【対象】1995年7月から2013年2月までに行われたハッサブ手術48例(A群)と遠位脾腎静脈シャント術12...

第55回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-治療法の選択とその成績

田尻 孝(日本医大)
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第55回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-治療法の選択とその成績