セッション

検索結果は6件です。

ERCP後膵炎が膵頭十二指腸切除術に与える影響
平下 禎二郎(国立別府医療センター・外科)
【目的】膵頭十二指腸切除術(PD)において術前の胆道精査や減黄のためにERCPを必要とすることが多い.またERCPにおいて,膵炎はもっとも頻度の高い合併症である.今回われわれはERCP後膵炎(PEP)とPDの周術期因子との関係について検討したので報告する.【対象と方法】2009年から2012年までに当科で施行した膵頭十二指腸切除術38例を対象とし,PEP(+)群とPEP(-)群の2群に分けてPDの...

第55回日本消化器病学会大会膵炎合併・既往例に対する外科治療の現状と課題

重症急性膵炎後の膵頭十二指腸切除術例の検討
松本 逸平(神戸大・肝胆膵外科)
【背景と目的】膵頭部領域の悪性腫瘍では術前随伴性膵炎や胆管炎の合併例をしばしば経験する.特に重症急性膵炎(SAP)発症例では,適切な手術時期の決定や高度の線維性癒着,仮性嚢胞形成等に対する手術時の対応,合併症対策が課題である.今回,SAP発症後膵頭十二指腸切除術の手術手技の工夫を提示し,自験例の短期成績につき検討した.【対象と結果】対象はSAP発症後膵頭部領域の悪性腫瘍6例.年齢中央値69歳(44...

第55回日本消化器病学会大会膵炎合併・既往例に対する外科治療の現状と課題

膵炎合併膵切除術の問題点
橋本 大輔(熊本大・消化器外科)
<背景>膵炎をおこすと膵と周囲組織に線維化と癒着をおこし,手術操作が困難となる.我々は膵炎を伴った膵切除手術の問題点を検討した.<方法>2012年4月から2013年3月まで当院において亜全胃膵頭十二指腸切除術(SSPPD)30例,膵体尾部切除(DP)17例,膵中央切除(MP)1例,SSPPD+DP 1例,膵全摘術(TP)3例の計52例の膵切除手術を行なった.手術因子,術後経過等を解析した.<結果>...

第55回日本消化器病学会大会膵炎合併・既往例に対する外科治療の現状と課題

教室における膵炎合併膵頭十二指腸切除術の検討
藤森 聰(昭和大・消化器・一般外科)
【はじめに】急性膵炎既往例,慢性膵炎合併例は時に剥離層の同定が困難で手術の進行に難渋し,高度の線維化に伴う組織の脆弱性に対する配慮を行っても,術後合併症を呈する.今回,膵頭十二指腸切除術の膵炎合併例に着目し検討を行った.【対象・方法】2010年1月から2012年12月まで経験した膵頭十二指腸切除術45例のうち,膵炎合併症例7例.その内訳は膵癌に合併した閉塞性膵炎3例,術前ERCP膵炎を併発した胆管...

第55回日本消化器病学会大会膵炎合併・既往例に対する外科治療の現状と課題

術前膵周囲炎マーカーとしての尿中8-OHdG計測
皆川 昌広(新潟大大学院・消化器・一般外科学)
【はじめに】腫瘍による随伴性膵炎や術前内視鏡検査・ドレナージ後の術前膵炎は膵周囲の脂肪織炎や脈管周辺の炎症へと波及し,手術中の剥離操作や郭清をより困難にさせてしまうため,その術前評価は重要である.我々は新しい炎症マーカーとなるものを探索しているなか,DNA酸化損傷マーカーとして知られる8-hydroxy-2’-deoxyguanosine (8-OHdG)を術前に測定し,膵周囲の炎症との関連をみて...

第55回日本消化器病学会大会膵炎合併・既往例に対する外科治療の現状と課題

宮崎 耕治(佐賀大附属病院)
...

第55回日本消化器病学会大会膵炎合併・既往例に対する外科治療の現状と課題