セッション

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司会の言葉
 
 近年,多数の外科切除例の検討から未分化型早期胃癌であっても≦2cmの潰瘍性変化のない粘膜癌ではリンパ節転移の可能性が極めて低いため,臨床試験としてESDの適応となりうることが胃癌治療ガイドラインに明記されるようになった.しかし,分化型早期胃癌のESDに関するノウハウはこれまで多く蓄積されているが,未分化型早期胃癌と分化型早期胃癌は臨床病理学的性質が異なるため,その診断とESDの適応決定には注意が...

第99回日本消化器病学会総会未分化型早期胃癌の診断とESDの適応

未分化型早期胃癌のESD適応拡大に向けた取り組みと課題
小野 裕之(静岡県立静岡がんセンター内視鏡科)
Hirasawaらは,外科的切除された単発早期胃癌のうち,未分化型に関しては,「T1a(M)癌,UL(-),2cm以下,脈管侵襲なし」の4つの条件を満たす場合,リンパ節転移頻度は0%(0/310)(95%CI.:0~0.9%)と報告した.これらの病変に対して内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を施行した場合でも外科的切除と同等の予後が得られる可能性が示唆されたためが,胃癌治療ガイドライン第3版において...

第99回日本消化器病学会総会未分化型早期胃癌の診断とESDの適応

未分化型早期胃癌の臨床病理学的検討
大高 雅彦(山梨大学第1内科)
背景:2cm以下,潰瘍(-),脈管侵襲(-)の条件を満たす未分化型粘膜癌はリンパ節転移のリスクが少なく内視鏡的粘膜切除術の適応拡大の可能性がある.この条件を満たす病変であってもリンパ節転移(+)の症例を認めることがある.目的:未分化型早期胃癌の手術例を用いてretrospectiveにリンパ節転移に関与する因子を検討した.対象:1983年から2012年3月まで山梨県10施設で根治手術を施行した未分...

第99回日本消化器病学会総会未分化型早期胃癌の診断とESDの適応

未分化型胃癌における適応拡大条件と粘液組織学的検討―粘膜内重層構造と腫瘍腸型化による悪性度分類―
岡村 卓磨(信州大学医学部附属病院消化器内科)
【目的】未分化型早期胃癌に対する内視鏡治療適応拡大が検討されているが,これまで我々は粘膜内重層構造を有する未分化型胃癌が低悪性度腫瘍の性質を有する可能性を報告してきた.また,未分化型癌の腸型化は腫瘍の悪性度増悪と関連があるとされている.今回我々は,未分化型胃癌における内視鏡治療の適応拡大条件を検証することを目的とし,未分化型胃癌の粘膜内重層構造や腸型化の有無による臨床病理学的特徴の検討を行った.【...

第99回日本消化器病学会総会未分化型早期胃癌の診断とESDの適応

未分化型混在早期胃癌に対するESDの妥当性の検討
佐藤 知子(国立がん研究センター中央病院消化管内視鏡科)
【目的】未分化型混在早期胃癌の取扱いは未だ明確でない.外科切除早期胃癌の組織型とリンパ節転移の関係を検討し未分化型混在早期胃癌の取扱いについて考察した.【方法】1997年7月から2012年7月に当院で外科切除術された早期胃癌2712例のうち,他臓器癌合併・残胃癌・胃管癌・内視鏡治療後・特殊型を除外した2584例を対象とした.組織型は胃癌取扱い規約に準じ量的な優勢像より,純粋分化型(D群:602例)...

第99回日本消化器病学会総会未分化型早期胃癌の診断とESDの適応

未分化型微小胃癌の臨床像の検討
平澤 俊明(がん研有明病院消化器センター内科)
【背景】胃癌治療ガイドラインでは2cm以下のUL(-)未分化型pT1aが一括切除され,脈管侵襲及び断端が陰性であった場合を適応拡大治癒切除と明記され,研究的治療として位置づけられた.しかし,未分化型は早期に粘膜下層に浸潤し,潰瘍を伴うことが多く,発見時には多くの病変が適応拡大の範疇から外れている.つまり,未分化型の内視鏡治療を進めるうえで,いかに早い段階で拾い上げるかが重要となってくる.今回は癌の...

第99回日本消化器病学会総会未分化型早期胃癌の診断とESDの適応

ESD適応となる未分化型早期胃癌の拾い上げ診断
阪本 康夫(阪本胃腸・外科クリニック)
【目的】内視鏡の高画質化が実現された今日においても,2cm以下Ul(-)未分化型早期胃癌(以下当該病変と記す)の発見は困難である.2000~2011年に行った約18,900件上部消化管内視鏡検査で発見した胃癌225例のうち当該病変7例,僅かなサイズ超過1例及び未分化型由来混合型2例の計10例につき,その特徴を分析することで,当該病変の拾い上げに適した観察法を提示する.【方法】10病変(5~22mm...

第99回日本消化器病学会総会未分化型早期胃癌の診断とESDの適応

10 mm以下の未分化型粘膜内胃癌の内視鏡診断
八坂 太親(福岡大学筑紫病院消化器内科)
背景:潰瘍を合併しない2cm以下の未分化型粘膜内胃癌は,ESDの適応拡大病変であるが,内視鏡による発見が困難な病変でもある.当施設では初期内視鏡研修から拡大内視鏡を含む胃癌の微細診断を行っている.その結果,研修開始後短期間に効率よく小さな未分化型粘膜内胃癌を発見した内視鏡医が現れた.本内視鏡医の経験を振り返り,診断過程の実際を検討した.方法:内視鏡医1名が内視鏡をはじめてから3年2ヶ月間に施行した...

第99回日本消化器病学会総会未分化型早期胃癌の診断とESDの適応

NBI併用拡大観察による早期胃癌組織型診断のスコアリングシステム
辻 重継(石川県立中央病院消化器内科)
【目的】術前に組織型を正確に診断するため生検診断は必要不可欠だが,特に分化型と未分化型が混在する例も存在し,生検標本のみでの優勢像の判断は困難である.更なる診断率の向上のため,NBI併用拡大での観察所見をもとにスコアリングシステムを作成し,胃癌組織型診断における有用性を検討する.【方法】2007年5月から2010年8月までにESDあるいは外科的切除を行い,病理学的検索が可能であった深達度M,SM1...

第99回日本消化器病学会総会未分化型早期胃癌の診断とESDの適応

未分化型胃癌のNBI併用拡大内視鏡所見
和田 正浩(高崎PET総合画像診断センター内視鏡内科)
【目的】未分化型胃癌のNBI併用拡大内視鏡所見(NBIME)を解明する.【方法】2006年12月~2012年3月に,NBIMEと病理所見を精密に対比した32例57所見を対象とした.NBIMEの血管像と腺管像は順に,以下の4群に分類した.Type I:腺管内血管の蛇行;拡張,Type II:直線状延長;不明瞭,Type III:不規則;不明瞭,Type IV:不規則;消失.各所見別に,retrosp...

第99回日本消化器病学会総会未分化型早期胃癌の診断とESDの適応

胃未分化型癌に対するESDの臨床病理学的検討
森山 智彦(九州大学病態機能内科学)
【目的】胃未分化型腺癌に対する術前深達度診断の正診率,ESDの治療成績,短期予後を明らかにする.【方法】2003年から2011年9月までに当科及び関連17施設において術前に深達度を粘膜内と判断したうえでESDを施行し,詳細な病理学的評価が可能であった胃未分化型腺癌50病変と胃分化型腺癌1070病変を対象とし,術前深達度診断の正診率,ESDの治療成績,短期予後を比較検討した.【結果】未分化型群,分化...

第99回日本消化器病学会総会未分化型早期胃癌の診断とESDの適応

分化型優位混在癌に対する当院の治療成績
山下 聡(虎の門病院消化器内科)
【背景】内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の普及とともに大きな病変も内視鏡的切除が可能となり,術後病理にて混在癌が認められることもしばしば経験されるようになった.一方で混在癌治療に関するエビデンスの蓄積はいまだ十分とは言えず,その取扱いについても一定の見解は得られていない.【目的・方法】当院において2005年4月より2011年12月までにESDを施行した1680病変のうち,胃癌1391病変(1172...

第99回日本消化器病学会総会未分化型早期胃癌の診断とESDの適応

治療成績と長期予後からみた未分化型早期胃癌に対するESDの妥当性
東山 真(広島大学病院内視鏡診療科)
【目的】当科にてESDを施行した未分化型早期胃癌の治療成績と長期予後解析から未分化型早期胃癌に対するESDの妥当性について検討する.【対象と方法】(検討1)2005年1月から2012年7月までに当科にて2cm以下,UL(-),cMと診断しESDを施行した未分化型早期胃癌75例75病変(男性43例,女性32例,平均年齢60.0歳,平均腫瘍径16.7mm,pM63例,pSM12例)を対象とし,一括切除...

第99回日本消化器病学会総会未分化型早期胃癌の診断とESDの適応

残胃に発生した未分化型早期胃癌についての臨床病理学的検討
田中 努(愛知県がんセンター中央病院内視鏡部)
【目的】潰瘍瘢痕(UL)のない20mm以下の未分化型早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は,現ガイドラインにおいて適応拡大の余地ありとされる.残胃に発生した未分化型早期胃癌は外科的な根治治療が残胃全摘となるため,より低侵襲なESDは有効な選択肢となりうる.これまで十分に検討されていない残胃発生の未分化型早期胃癌について臨床病理学的検討を行い,現ガイドラインとの適合性を考える.
【...

第99回日本消化器病学会総会未分化型早期胃癌の診断とESDの適応

未分化型早期胃癌に対するESD適応拡大に関する多施設前向き臨床試験(JCOG1009/1010試験)
滝沢 耕平(静岡県立静岡がんセンター内視鏡科)
【背景】近年未分化型早期胃癌も内視鏡切除の適応となる可能性が示唆されている.
【目的】早期胃癌のうち,潰瘍や潰瘍瘢痕のない2 cm以下の未分化型優位の粘膜内癌(T1a(M))を対象としたESDの有効性と安全性を評価する.
【方法】対象は生検にて未分化型(por,sig)を含む単発の早期胃癌で,術前診断cT1a(M),UL(-),20mm以内,N0M0を満たす(20-80歳).試験に登録...

第99回日本消化器病学会総会未分化型早期胃癌の診断とESDの適応