セッション

検索結果は4件です。

マウスCon A急性肝不全モデルでの病因性CCR9+マクロファージの発見からヒト急性肝不全へのトランスレーション
中本 伸宏(慶應義塾大学医学部消化器内科)
【目的】ヒト劇症肝炎はいまだ死亡率の高い疾患であるが,症例数が少なく,肝臓組織の採取も困難である.したがって,適切な複数のモデル動物における病態解明を基盤としたヒトでの検証,応用が急務といえる.【方法】C57BL/6マウスを用い,Concanavalin A(Con A)静脈内投与により急性肝障害を惹起しPBS群と比較検討した.単核球を分離後CD11b+CD11c-macrophage,CD11b...

第99回日本消化器病学会総会肝 基礎4

肝細胞癌に対するAurora kinase B阻害剤とシスプラチン併用療法の効果
竹崎 由佳(高知大学外科学講座外科1)
[目的と背景]肝細胞癌(HCC)は治癒切除後であってもその再発率は高く,再発例に対して肝再切除やラジオ波焼灼術等の局所療法が適切に行われなかった場合の予後は不良である.近年HCCにおけるAurora kinase B蛋白の過剰発現が癌の分裂異常を引き起こし,癌の形成および増殖の原因となることが明らかになった.またAurora kinase BはHCCに強く発現し,予後との関連も報告されており,我々...

第99回日本消化器病学会総会肝 基礎4

高脂肪動脈硬化食非アルコール性脂肪肝炎モデルマウスに対する分枝鎖アミノ酸及び非環式レチノイドの線維化及び発癌抑制効果
竹越 快(金沢大学附属病院消化器内科)
【目的】我々は非環式レチノイド(NIK-333)の線維化抑制効果及び発癌抑制効果をPDGFC-Tgマウスを用いて報告してきた.また,分枝鎖アミノ酸(BCAA)に関しても,その線維化抑制効果についてマウスモデルを用いて検討してきた.今回,高脂肪動脈硬化食(Ath+HF)非アルコール性脂肪肝炎(NASH)モデルマウスに対してBCAA,NIK-333ならびに両者の併用療法を行い肝線維化及び発癌に対する効...

第99回日本消化器病学会総会肝 基礎4

TLR4を治療ターゲットにしたNASHおよびNASH発癌抑制への試み
三浦 光一(秋田大学消化器内科)
【目的】NASHにおいて,腸内細菌叢の過剰増殖や腸管の透過性亢進により腸内細菌産物が多量に肝臓に達していることが報告されている.これら腸内細菌産物はToll-like receptor(以下TLR)を介して肝臓に炎症をもたらす.TLR4は代表的腸内細菌産物であるLPSの受容体である.TLR4はこれまでもNASH病態と関連が指摘されているが,NASH発癌と関連は不明である.そこで我々はNASHおよび...

第99回日本消化器病学会総会肝 基礎4