セッション

検索結果は4件です。

胃癌におけるHER2を標的とした分子標的治療の可能性について
白石 謙介(山梨大学外科学講座第一教室)
【目的】現在,HER2陽性進行再発胃癌に対する集学的治療の1つとしてTrastuzumabを含む化学療法が新たな標準治療として位置づけられたが,その予後はいまだに不良である.今回われわれは,HER2に特異的に結合するヒト化モノクロール抗体であるTrastuzumabと,EGFRとHER2両者に対するチロシンキナーゼ阻害薬であるLapatinibを併用し,胃癌におけるHER2を標的とした分子標的治療...

第99回日本消化器病学会総会胃癌 化学療法2

当院における胃癌HER2発現の現状と個別化治療への展開
堀田 洋介(富山県立中央病院内科(消化器))
【背景】ToGa試験においてHER2陽性胃癌患者に対するFPもしくはXP療法へのtrastuzumab(以下Tmab)の上乗せが証明され,本邦でも2011年より胃癌に対してTmabの使用と共にHER2検査が保険承認された.
【目的】当院における胃癌でのHER2検査の実態を調査し,またHER2検査により個別化治療がどのように進められているかを調査する.
【方法】2011年3月から2012...

第99回日本消化器病学会総会胃癌 化学療法2

HER2時代の進行・再発胃がん化学療法
杉本 直俊(大阪府立成人病センター臨床腫瘍科)
[背景]SPIRITS試験の結果,進行・再発胃がんにおけるS-1+シスプラチン(SP)療法は本邦における標準治療となった.その後,ToGA試験によりHER2陽性胃がんに対するトラスツズマブ(T-mab)の化学療法への上乗せ効果が示された.ただしそのベースとなる化学療法は,カぺシタビン+シスプラチン(XP),または5-FU+シスプラチン(FP)であり,本邦標準のSP療法ではない.結果,本邦ガイドライ...

第99回日本消化器病学会総会胃癌 化学療法2

進行再発胃癌に対する化学放射線療法の治療成績について
伊地知 徹也(鹿児島大学消化器・乳腺甲状腺外科)
<はじめに>当科では遠隔病変のない高度進行再発胃癌に対しては積極的に化学放射線療法を行っている.その治療成績を示し,胃癌に対する化学放射線療法のあり方を考察した.<対象と方法>2000年以降 化学放射線療法を行った進行再発胃癌症例17例を対象とし,治療内容や追加療法およびその予後について検討した.17例の照射部位はリンパ節転移を含めた原発巣10例,吻合部再発3例,リンパ節再発4例であり,総照射量は...

第99回日本消化器病学会総会胃癌 化学療法2