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検索結果は4件です。

Helicobacter pylori血清抗体検査と便中抗原測定法の不一致例についての検討
飯野 勢(弘前市立病院内科)
【目的】2010年のHelicobacter. pylori診断法の保険適用の拡大によりH. pyloriの感染診断にあたり,2種類の非侵襲的検査を行うことが可能となった.感染診断では血清抗体検査と便中抗原測定法はいずれも高い感度と特異度を有しているが,両検査の結果が一致しない例も存在する.不一致例の経過を調査し,不一致率,原因および対処法について検討を行った.【方法】...

第99回日本消化器病学会総会胃 診断

血清ABC分類にてA群に分類された胃癌症例の内視鏡ABC分類
蘇原 直人(しらかわ診療所)
【目的】血清ABC分類は胃癌ハイリスク診断の有用なスクリーニング検査である.しかしH. pylori抗体価とPG値のカットオフ値が設定されている以上,偽陰性で血清A群に分類されてしまう症例も存在する.そこで我々はその偽陰性を補完するため,内視鏡的に背景胃粘膜をABC分類し(内視鏡ABC分類;Helicobacter Res 15:583-584, 2011),血清ABC分類と整合させ,不一致があっ...

第99回日本消化器病学会総会胃 診断

胃MALTリンパ腫のNBI所見―診断・治療における役割―
野中 康一(埼玉医科大学国際医療センター消化器内科)
(背景・目的)胃MALTリンパ腫の内視鏡所見は非常に多彩で診断が困難である.さらにMALTリンパ腫が疑われているにも関わらず生検で診断がつかないことも経験する.我々は胃MALTリンパ腫においてNBI拡大観察を施行すると,特徴的な所見Tree Like Appearance:TLAを認めることがあることを報告し,生検部位の選択においてもその有用性を報告している.今回TLAの出現頻度や除菌の効果判定に...

第99回日本消化器病学会総会胃 診断

16列と64列MDCTの仮想化内視鏡による胃癌診断能の比較
古川 和宏(名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学)
【目的】MDCTは薄いスライス厚で高速な撮影が可能なため,高精細な画像を得ることが可能となった.また,近年検出器の多列化が進み,三次元再構築して作成される仮想化内視鏡像の解像度も向上している.今回我々は,16列(スライス厚1.0mm)と64列(スライス厚0.5mm)MDCTで撮影された画像を元に仮想化内視鏡を作成し,胃癌診断能の比較を行った.【方法】2005年1月から2011年3月までに,名古屋大...

第99回日本消化器病学会総会胃 診断