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胆嚢隆起性病変の超音波検査所見としての小嚢胞様構造所見
小坂 俊仁(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院内科)
【目的】胆嚢隆起性病変の超音波検査(US)でみられる小嚢胞様構造の病理組織所見を明らかにする.【対象と方法】対象は1991年10月~2013年5月に当院で切除を行った胆嚢隆起性病変27例で,US所見,造影US所見および病理組織所見を比較検討した.【結果】症例の年齢中央値は48(32~84)歳,性別は男性14例,女性13例であった.胆嚢隆起性病変の内訳はポリープ17例(コレステロール14例,過形成性...

第100回日本消化器病学会総会胆道疾患

総胆管結石と悪性胆道狭窄を鑑別するためのスコア式の構築
柴田 道彦(産業医科大学第3内科)
【目的】総胆管結石(結石)と悪性胆道狭窄(癌)は共に急性胆管炎,閉塞性黄疸の原因となり,初期診療時に超音波検査等で鑑別することは難しい.しかし,初期診療の段階でこれらを区別することは重要であり,一般検査項目から鑑別するためのスコア式を構築する.【対象】2005から2012年まで当院を受診した,有症状で総胆管に病変を有した534人のうち,肝疾患や慢性腎不全等の基礎疾患のある者,前治療歴のある者等を除...

第100回日本消化器病学会総会胆道疾患

IgG4高値の原発性硬化性胆管炎の検討
田中 篤(帝京大学医学部内科学講座)
【目的】原発性硬化性胆管炎(PSC)とIgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC)の鑑別には血清IgG4値が有用であるが,PSCでも時にIgG4が高値となる症例が存在し,北米からはIgG4正常値のPSCと比較して進行例が多く予後不良であると報告されている.今回われわれは2012年に行ったPSC全国調査の結果を基に,IgG4高値のPSCの臨床像について検討した.【方法】2012年の全国調査では197例...

第100回日本消化器病学会総会胆道疾患

胆石形成と胆汁フローを制御するclaudin-3ノックアウトマウスの解析
今里 光伸(地方独立行政法人りんくう総合医療センター外科)
【目的・方法】胆汁分泌での基本構造は,肝細胞と胆管上皮細胞からなる.隣接する肝細胞が毛細胆管を形成し,毛細胆管は胆細管を介して総肝管に移行する.肝細胞および胆管上皮細胞から分泌された胆汁は,総肝管から胆嚢内に入る.これらの上皮細胞は細胞間接着装置tight junctionによって隣接する細胞はシールされ,胆管内に分泌された胆汁が漏れ出すことなく恒常性が維持されている.Tight junction...

第100回日本消化器病学会総会胆道疾患

乳頭括約筋機能障害の乳頭括約筋内圧の評価および治療について
柴田 將(岩手医科大学内科学講座消化器内科消化管分野)
【目的】乳頭括約筋機能障害(Sphincter of Oddi Dysfunction;以下SOD)には器質的障害と機能的障害があり両者の鑑別は困難なことが多い.今回我々は乳頭括約筋内圧を測定し,その特徴について検討する.【方法】当科で2009年8月から2013年9月までの4年間で16例がSOD疑いで入院した.これら患者に対しModified Milwaukee分類;以下MMC分類,ROME II...

第100回日本消化器病学会総会胆道疾患

全国多施設横断調査からみた肝内結石症診療の現状
鈴木 裕(杏林大学外科)
[背景]肝内結石症は良性疾患でありながら完治が難しく再発を繰り返すことが多い.そのため,過去に6回の全国調査が行われている.今回,前回調査(2006年)より6年が過ぎ,肝内結石症診療の現状と成績の解析を目的に新規の多施設全国調査を施行.[方法]2011年1月-12月に診療を行った肝内結石症例が対象.2639施設に調査票を送付,回答を得た94施設/299例を登録.臨床像,過去の全国調査と比較,病像の...

第100回日本消化器病学会総会胆道疾患