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胆管周囲付属腺と細胆管の異同に関する免疫組織化学的検討
佐藤 保則(金沢大学形態機能病理学)
【目的】近年,肝門部~肝外胆管に存在する胆管周囲付属腺に前駆細胞のニッチが存在することが報告され,組織再生や腫瘍発生との関連から注目されている.肝内ではへリング管に前駆細胞のニッチが存在し,さまざまな肝疾患で出現する細胆管反応は肝前駆細胞の増生とする見方がある.胆管周囲付属腺と細胆管とは類似した細胞形質を共有する可能性があるが,その詳細は不明である.今回,両者の異同を免疫組織化学的に検討した.【方...

第99回日本消化器病学会総会胆道 他

胆道疾患における3D-CT胆管像の臨床応用―Ray SumとFly-throughイメージの有用性―
中村 篤志(横浜新緑総合病院消化器内科)
【はじめに】近年MDCTの進歩に加えPC画像処理を用いた3次元立体画像の構築が可能となり消化管各臓器で有用性が示されている.我々は胆道造影下3D-CT胆管像を作成し胆道疾患の診断,治療に活用しており有用性を報告する.【方法】対象はDIC-CTを施行した12例(造影剤:Biliscopin)と直接胆道造影後にCTを撮影した12例(ENBD 10例,PTCD/PTGBD各1例,造影剤:60%Urogr...

第99回日本消化器病学会総会胆道 他

当院における硬化性胆管炎に対する治療の現状
丸野 敦子(東海大学病院消化器内科)
【背景】原発性硬化性胆管炎(PSC)は肝内外の胆管周囲の線維化から狭窄を呈する,原因不明の胆汁うっ滞性疾患である.特徴的胆管像,二次性硬化性胆管炎の否定により診断に至るが,IgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC)の除外が困難であること,診断の決め手となるデータがないことが課題である.【目的】当院の硬化性胆管炎の診断治療の現状につき検討する.【対象】2006年4月~2012年7月に当院で経験した硬...

第99回日本消化器病学会総会胆道 他

IgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC)臨床診断基準2012の問題点 IgG4-SC確定診断困難症例の特徴
増田 充弘(神戸大学消化器内科)
[背景・目的]IgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC)では,原発性硬化性胆管炎(PSC)や悪性疾患との鑑別が困難で,診断に苦慮する症例が少なくない.過去にIgG4-SCの診断が困難であった症例を,新しく発表されたIgG4関連硬化性胆管炎臨床診断基準2012(診断基準2012)に則って再評価し,IgG4-SC診断困難例の特徴と診断基準2012の問題点を検討した.[方法]2007年1月から2012年...

第99回日本消化器病学会総会胆道 他

インスリン非依存性糖尿病の胆石症合併におけるリスク因子の臨床的検討
西村 典久(奈良県立五條病院消化器病センター内科)
【目的】2型糖尿病には胆石症合併が多いとされている.しかし,2型糖尿病は他の危険因子である脂質異常症(HL)などと併存しやすいため,交絡要因である可能性も否定できない.本解析では2型糖尿病関連因子と胆石合併割合の関連を明らかにすることを目的とした.【方法】当院にて薬物療法中の2型糖尿病患者(肝疾患を除く)のうち,2008年11月から2010年11月の間に腹部超音波検査を施行した231例(男性126...

第99回日本消化器病学会総会胆道 他