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検索結果は3件です。

膵管内乳頭粘液性腫瘍における膵液セルブロック細胞診の評価
門前 正憲(東京女子医科大学消化器内科)
【背景と目的】膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は組織学的亜分類によって悪性度が異なる.我々は,膵液セルブロック細胞診がIPMNの組織学的亜分類に有用であることを報告した.しかし,異型度診断の感度は十分ではなく,採取された腺管数に問題があると考えた.本研究では膵液セルブロック細胞診で採取された腺管数と診断の精度について検討した.【方法】2010年~2012年までにERP下に採取した膵液のセルブロック...

第99回日本消化器病学会総会膵腫瘍2

膵管内乳頭腫瘍(IPMN)癌予測ノモグラムの診断能―最近の分枝型IPMN切除例におけるexternal validity―
清水 泰博(愛知県がんセンター中央病院消化器外科)
【背景】当科では2008年までのIPMN切除例の検討で汎用性の高い4因子(性,病型,結節径,膵液細胞診)を用いた癌予測ノモグラムを作成し,癌予測能がROC曲線下面積(AUC)=0.903と非常に良好なことを報告してきた(World J Surg 2010).【目的】分枝型IPMNにおけるノモグラムの診断能(外的妥当性)を検討する.【対象と方法】2009年以降に切除し,術前に膵液細胞診を施行した分枝...

第99回日本消化器病学会総会膵腫瘍2

EMT関連因子はIPMNの悪性度,予後に関与する
石川 大地(徳島大学消化器移植外科学)
【背景】上皮間葉移行(EMT)関連因子は種々の悪性腫瘍で浸潤,遊走,転移に密接に関わる予後規定因子であると報告されているが(Nature Cell Biol. 2012),膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)においては,これまでEMTとの関連についての報告はない.そこで今回,IPMNにおけるEMT関連因子(Twist1,Bmi1,Snail,CXCR4)の発現の意義について検討したのでこれを報告する....

第99回日本消化器病学会総会膵腫瘍2