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検索結果は5件です。

血清IgG4値からみた自己免疫性膵炎診断基準の比較
行武 正伸(広島大学消化器・代謝内科)
【背景・目的】自己免疫性膵炎(AIP)は本邦で初めて診断基準が作成され,現在ではICDC,JPS2011が主に用いられている.血清IgG4高値は1型AIPの診断において重要な位置を占めるが,IgG4正常の1型AIPも少なからず存在し,診断に苦慮することも多い.今回,我々は血清IgG4値に注目して各診断基準の診断能について検討した.【方法】当院にてAIPが疑われた52例を対象とした.IgG4値に応じ...

第100回日本消化器病学会総会自己免疫性膵炎

IgG4関連疾患群における横断的検討による膵病変・胆管病変の意義
古川 浩一(新潟市民病院消化器内科)
【背景と目的】IgG4関連疾患は消化器領域にとどまらず種々の臓器にわたる全身疾患と理解されている.診療域を超えて横断的に膵疾患としての自己免疫性膵炎の膵および胆管病変の意義について検討した.【対象と方法】2007年11月より2011年8月までに当院,全診療科にてIgG4測定を行った122例中,IgG4関連ミクリッツ病診断(日本シェーグレン症候群研究会IgG4関連疾患検討委員会)の高IgG4血症基準...

第100回日本消化器病学会総会自己免疫性膵炎

血清IgG4陰性自己免疫性膵炎(AIP)の臨床的特徴についての検討
堀口 繁(岡山大学病院消化器内科)
【背景・目的】自己免疫性膵炎(AIP)では多くの症例で血清IgG4は上昇し,診断基準にも用いられているが,その一方で血清IgG4陰性AIPの臨床的特徴の十分な検討はなされておらず,しばしば診断に難渋する.今回我々はIgG4陰性AIPの臨床的特徴を検討した.【方法】対象は当院及び福山市民病院で診断した疑診を含むAIP39例で自己免疫性膵炎臨床診断基準2011に基づき診断した.血清IgG4値≧135m...

第100回日本消化器病学会総会自己免疫性膵炎

当科における自己免疫性膵炎の病理組織学的診断に対する検討
田中 卓(豊橋市民病院消化器内科)
【背景】2011年の自己免疫性膵炎(AIP)の診断基準では主要5項目が定められている.主要項目である画像所見,および血清学的項目,随伴症状に関する項目に関しては一定のコンセンサスが得られているが,病理組織学的診断については,その採取法・診断能に関して様々な報告が散見される.病理組織学的診断の向上が,AIP全体の診断能の上昇において重要な役割があると考えられる.【目的】AIPにおける病理組織学的診断...

第100回日本消化器病学会総会自己免疫性膵炎

自己免疫性膵炎のSteroid効果判定における腹部超音波の有用性
松林 宏行(静岡県立静岡がんセンター内視鏡科)
【目的】腹部超音波(US)は低侵襲で簡便に膵を評価できる画像検査である.Steroid反応性は自己免疫性膵炎(AIP)の特徴的所見の1つであり,本邦診断基準(2011)にoptionとして組み込まれているが,USによるsteroid効果判定の既報は少ない.【方法】2004年~2012年に本邦診断基準(2011)に基づいて当院で診断した46例のAIPのうちsteroid治療を行った33例(男女比26...

第100回日本消化器病学会総会自己免疫性膵炎