セッション

検索結果は4件です。

原発性胆汁性肝硬変患者における血中LPS値に相関する因子の解析
樋本 尚志(香川大学総合診療科)
【目的】細菌感染がtriggerとなって原発性胆汁性肝硬変(PBC)が発症するという仮説が提唱されている.今回,PBC患者における血中lipopolysaccharide(LPS)値を測定し,血液生化学検査,抗ミトコンドリア抗体(AMA)や組織学的な所見との関連について検討した.【対象と方法】対象はPBC患者18例であり,C型肝硬変患者5例および健常人6例を比較対照群とした.血中のLPS値はELI...

第100回日本消化器病学会総会AIH・PBC

当院におけるAIH,PBC-AIHオーバーラップ症候群に対するUDCA単独治療についての検討
楊 和典(兵庫医科大学内科肝胆膵科)
【目的】自己免疫性肝炎(AIH)はコルチコステロイド(CS)による治療が標準的な治療であり,治療効果は概ね良好である.だがその半面,ステロイドの長期投与による感染症,骨粗鬆症などの副作用も心配される.そのため治療を行う過程でステロイド治療が躊躇された症例ではウルソデオキシコール酸(UDCA)にて治療を行うことが多い.今回我々はAIH,原発性胆汁性肝硬変(PBC)とそのオーバーラップ症候群と診断され...

第100回日本消化器病学会総会AIH・PBC

自己免疫性肝炎における抗PCK2抗体測定の意義
菅野 有紀子(福島県立医科大学医学部消化器・リウマチ膠原病内科)
【目的】本邦における自己免疫性肝炎(AIH)の多くは抗核抗体,抗平滑筋抗体などの自己抗体が検出されるが,これら自己抗体は疾患特異性がなくしばしば診断に苦慮する.これまで我々は培養正常ヒト肝細胞の非核成分を用いて,AIH患者血清と特異的に反応する抗原蛋白がphosphoenolpyruvate carboxykinase2(PCK2)であることを同定した.そこで,AIH患者血清中の抗PCK2抗体の疾...

第100回日本消化器病学会総会AIH・PBC

薬物誘導性肝障害の臨床的,病理学的所見の検討―急性発症型自己免疫性肝炎との比較―
關 伸嘉(東京慈恵会医科大学葛飾医療センター消化器・肝臓内科)
【背景・目的】薬物誘導性肝障害(DIHI)はDDW-J2004診断基準,自己免疫性肝炎(AIH)はInternational Autoimmune Hepatitis Group,1999のスコアが診断に有用とされるが,急性発症型自己免疫性肝炎(AOAIH)には非典型例も少なくなく,確定診断に肝障害を生じうる他の病因の否定が重要な両疾患の鑑別困難例も存在する.そこで,DIHIの臨床的,病理学的特徴...

第100回日本消化器病学会総会AIH・PBC