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検索結果は5件です。

不眠症にプロトンポンプ阻害薬は有用か?―GERD症状を有する例と有しない例を対象とした多施設ランダム化二重盲検比較試験―
相見 正史(島根大学内科学第二講座)
【背景】胃食道逆流症(GERD)例の睡眠障害の改善にプロトンポンプ阻害薬(PPI)が有用であると報告されている.一方,逆流性食道炎患者の多くは定型的な逆流症状を有さないことが知られている.そこで,睡眠導入剤の内服を希望する原発性不眠症患者を対象にプラセボ対照の多施設ランダム化二重盲検比較試験を行い,睡眠障害例全体の中でGERD症状を有する例がどれくらい存在するか,GERD症状を有する原発性不眠症例...

第100回日本消化器病学会総会GERD2

GERDと睡眠障害との関連
久多良 徳彦(岩手医科大学内科学講座消化器内科消化管分野)
【目的】胃食道逆流症(GERD)は様々な生活習慣との関連が提唱されている.GERDと睡眠障害との関連を明らかにすることを目的にした.【方法】2012年11月~2013年9月までの間に岩手医科大学の関連病院である八戸赤十字病院の人間ドックを受診した211例(男性134例,女性77例,平均年齢54.1歳)を対象とした.GERDの評価は,GERDQ問診票を用いて行いGERD症状の有無に分けて検討した.G...

第100回日本消化器病学会総会GERD2

睡眠障害を認め,夜間胸やけを有する患者に対するラメルテオンの効果に関するPilot Study
竹之内 菜菜(日本医科大学消化器内科学)
【目的】夜間逆流の多くは睡眠中の覚醒状態または浅い睡眠時に発生する一過性LES弛緩に伴い発生する(通常深い睡眠時には一過性LES弛緩は抑制).睡眠障害を有する患者では浅い睡眠状態が多いこと,また睡眠障害による食道知覚過敏が存在することが報告されている.新規不眠改善薬であるラメルテオン(メラトニン受容体アゴニスト)は深い睡眠を有する正常なパターンに戻し,不眠を改善する薬剤である.すなわち,深い睡眠を...

第100回日本消化器病学会総会GERD2

バレット上皮出現に関連する因子の性差
笠島 冴子(東京女子医科大学附属青山病院消化器内科)
【目的】バレット上皮(BE)は,胃食道逆流(GERD)を背景とする慢性的な炎症から生じ,食道腺癌の母地と考えられる.BEが,正常群(C群)→GERD群→BE群へと変化するに従って生じてくると仮定して,この3群間で段階的に変化する因子を男女別に解析した.【対象と方法】2008年の当院健診者926名のうち,PPIとH2ブロッカー服用者を除く644名を対象とした.C群,GERD群,組織学的にBEと診断さ...

第100回日本消化器病学会総会GERD2

難治性逆流性食道炎に対するエソメプラゾール有用性の前向き検討
橋口 慶一(長崎大学病院消化器内科)
【目的】既存のプロトンポンプ阻害薬(PPI)治療に抵抗性を示す難治性逆流性食道炎(RE)の頻度及び臨床的特徴とエソメプラゾール(EPZ)の有用性を前向きに検討する.
【対象と方法】1.長崎大学病院・関連施設を受診し,過去にLA分類grade A以上のREと診断され,既存PPI(オメプラゾール,ランソプラゾール,ラベプラゾール)で8週間以上の継続治療を行った20歳以上の患者を対象に消化器症状ア...

第100回日本消化器病学会総会GERD2