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検索結果は9件です。

胃がんリスクを考慮した胃がん検診体制の構築と課題
吉原 正治(広島大保健管理センター)
H. pylori(Hp)感染が胃がんの発生に強く関わることはよく知られ,その一方で若年者ほどHp感染率は確実に減少している.胃がん高危険群であるHp感染と胃粘膜萎縮の状態を,安全・簡便に絞り込む方法として,血液中のHp抗体とpepsinogen(PG)値を測定する方法が代表的なものである.リスク評価を応用した胃がんの検診体制の構築のために検証すべきことには,リスク評価方法自体について,リスクに応...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診におけるH. pyloriと胃粘膜萎縮によるリスク集約-エビデンスの要約と今後の研究課題-

胃がんリスク診断を正しく理解し,対策型検診へ導入すべきである
井上 和彦(川崎医大・総合臨床医学)
H.pylori(Hp)感染および,それに伴う胃粘膜の炎症と萎縮が胃がん発生に大きく関与していることが明らかになっており,胃がん検診へも応用すべきであろう.血清Hp抗体とペプシノゲン(PG)法に組み合わせのABC分類について,同日の内視鏡を基準とした検討では各群での胃がんの発見率はC群で1.87%(39/2089),B群で0.21%(7/3395),A群で0%(0/2802)であり,各群間で有意差...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診におけるH. pyloriと胃粘膜萎縮によるリスク集約-エビデンスの要約と今後の研究課題-

対策型胃がん検診におけるH.pylori感染状態の判定と今後の課題
安田 貢(KKR高松病院・健康医学センター)
【背景】H.pylori(Hp)感染者は定期的な胃がん検診と除菌治療が望ましい.除菌不要のHp未感染者には真の未感染群と既感染群が含まれ,後者でのみ胃がん検診が必要である.理想的な対策型胃がん検診では,このようなHp感染状態別の管理区分や適切な勧奨が求められるが,ABC分類等の血清評価のみではHp感染群,真の未感染群,既感染群の厳密な判定は困難であり,内視鏡検査の受け皿もまだまだ少な...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診におけるH. pyloriと胃粘膜萎縮によるリスク集約-エビデンスの要約と今後の研究課題-

山形市一般住民検診におけるABC分類-A群の検討も含めて-
吉澤 和哉(山形大附属病院・2内科)
【目的】[1]ABC分類の有用性が報告されており,山形市での一般住民検診で行ったABC分類について検討した.[2]H.pylori(Hp)既往感染者のA群への誤分類の増加が危惧されており,A群の胃X線所見とHp抗体・ペプシノゲン(PG)について検討した.
【方法】[1]2010年6月から2011年12月に胃X線検診を行った連続3758名(39-74歳,平均62.5歳,男性161...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診におけるH. pyloriと胃粘膜萎縮によるリスク集約-エビデンスの要約と今後の研究課題-

ABC検診のA群における内視鏡的萎縮胃粘膜の検討から見えてくるもの
後藤田 卓志(東京医大・消化器内科)
【背景】ABC検診は胃癌リスクを考慮した検診システムであり,胃癌の超低危険度群とされるA群はピロリ菌非感染非萎縮胃粘膜であり胃癌検診は不要と考えられている.一方,偽陰性を考慮して血清学的にA群に分類されても一度は内視鏡的に萎縮程度を観察することが勧められている.【目的】ABC検診にて血清学的にA群分類された症例における萎縮の有無と程度を内視鏡的に検討する.【方法】ピロリ菌除菌歴のない検診受診者の前...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診におけるH. pyloriと胃粘膜萎縮によるリスク集約-エビデンスの要約と今後の研究課題-

吹田市ペプシノゲン胃検診12年の歴史
相馬 孝(吹田市医師会)
吹田市ではペプシノゲン胃検診(以下PG検診)を40~65歳の5歳節目年齢を対象者とし平成12年度より開始した.PG検診の精検受診率は80%前後で,個別検診としては比較的高受診率である.しかし,吹田市で管理精検と呼んでいる,PG法陽性者に5年間連続して行う内視鏡検査の受診率は約30%とかなり低い.また,精検未受診者には受診勧奨をしたが,返答率は初年度精検,管理精検ともに約30%で,受診の有無の比率は...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診におけるH. pyloriと胃粘膜萎縮によるリスク集約-エビデンスの要約と今後の研究課題-

ハイリスク集約型胃がん検診の科学的根拠
濱島 ちさと(国立がん研究センターがん予防・検診研究センター・検診研究部)
【目的】胃がん検診の新たな方法として,ヘリコバクタ・ピロリ抗体とペプシノゲン法によるハイリスク集約型検診が期待されている.ハイリスク集約型検診の科学的根拠として,死亡率減少効果と間接的根拠を検討した.【方法】ハイリスク集約型検診の科学的根拠は,直接的証拠である死亡率減少効果と間接的証拠に大別される.また,ハイリスク集約後の内視鏡による経過観察が前提になっていることから,内視鏡検診の死亡率減少効果も...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診におけるH. pyloriと胃粘膜萎縮によるリスク集約-エビデンスの要約と今後の研究課題-

胃がんリスク評価の有効性と精度管理の課題
加藤 勝章(宮城県対がん協会がん検診センター)
血清Helicobacter pylori(Hp)抗体とペプシノゲン(PG)法を組み合わせて胃がん罹患リスクを評価するABC分類では,A群<B群<C(+D)群の順で採血時点およびその後の胃がん発見頻度が高くなるとされている.その目的は,低リスクであるA群を対策型検診から外す,もしくは検診間隔を延長する,さらに,高リスクであるB・C群はリスクに応じて検査方法や検診間隔を設定することで胃...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診におけるH. pyloriと胃粘膜萎縮によるリスク集約-エビデンスの要約と今後の研究課題-

一瀬 雅夫(和歌山県立医大・2内科)
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第55回日本消化器病学会大会胃がん検診におけるH. pyloriと胃粘膜萎縮によるリスク集約-エビデンスの要約と今後の研究課題-