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検索結果は2件です。

大腸癌肝転移診療 国内外のUp to date(外科)
田中 邦哉(横浜市立大・消化器・腫瘍外科)
 従来,大腸癌肝転移の外科切除は「門脈循環内における転移は局所治療の適応」といった概念で開始されたが,近年の化学療法 (化療)の進歩と相俟ってその適応は著しく拡大されてきた.切除は本疾患の治療成績を確実に改善させるため,今後さらなる適応拡大が望まれるが,このためには化療の進歩に加えて,肝切除手技の工夫や切除技術の向上が必須である.一方,適応拡大に伴って,局所病変に対する切除というよりはむしろ全身病...

第55回日本消化器病学会大会消化器外科学会特別企画 「大腸癌肝転移診療 国内外のUp to date」

大腸癌肝転移診療 国内外のUp to date(内科:大腸癌肝転移に対する治療戦略:内科的立場から)
朴 成和(聖マリアンナ医大・臨床腫瘍学)
大腸癌肝転移症例では,R0切除後に30-40%の治癒率が得られ,resectableまたはborderline resectable肝転移症例に対しては,治癒が目標である.現在,1)周術期補助化学療法による治療成績の向上,2) conversionに最適な化学療法が課題である.大腸癌肝転移切除の周術期補助化学療法については,5-FU単独やFOLFIRI,肝動注などによる多少の上乗せが示されているが...

第55回日本消化器病学会大会消化器外科学会特別企画 「大腸癌肝転移診療 国内外のUp to date」