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検索結果は13件です。

新ガイドライン作成の基本コンセプト
渡辺 守(東京医歯大・消化器内科)
日本消化器病学会では2011年7月から,新たに3疾患(機能性消化管障害[FD・IBS],大腸ポリープ,NAFLD/NASH)の診療ガイドライン作成を開始した.新ガイドラインは基本コンセプトとして,1)ガイドライン作成における新しい国際標準「GRADE (Grading of Recommendations Assessment, Development and Evaluation) システムを導...

第55回日本消化器病学会大会GRADEシステムに準じて作成された新ガイドライン最終報告

GRADEシステムによる新ガイドライン作成と今後の課題
森實 敏夫(日本医療機能評価機構)
診療ガイドライン開発システムとしてGRADE systemが2004年に発表され,以降同システムを採用して作成された診療ガイドラインが次第に増加してきている.日本消化器病学会でもGRADE systemに準じて診療ガイドライン作成を行うことが決定された.GRADEは任意に形成されたGRADE working groupが提案したもので,その方法論に関する論文が多数発表されており,現時点でも発展中の...

第55回日本消化器病学会大会GRADEシステムに準じて作成された新ガイドライン最終報告

大腸ポリープ診療ガイドライン作成委員会最終報告
田中 信治(広島大・内視鏡診療科)
日本消化器病学会で「大腸ポリープ診療ガイドライン」作成することが決定し,2011年7月1日にガイドライン委員会 第1回統括委員会が開催され,作成要領の確認が行われ,我々も作業を開始した.
「大腸ポリープ診療ガイドライン」作成委員会の構成員は,田中信治(委員長),斉藤裕輔(副委員長),松本主之,松田尚久,岩尾 泰,五十嵐正広,鈴木康元,西田 博,渡邉聡明,菅井 有,評価委員会の構成員は,杉原健...

第55回日本消化器病学会大会GRADEシステムに準じて作成された新ガイドライン最終報告

機能性消化管障害「機能性ディスペプシア」診療ガイドライン報告
三輪 洋人(兵庫医大・内科(上部消化管科))
国民の生活の質(QOL)に対する意識の高まりとともに,国民の機能性疾患に対する関心は急速に高まっている.これらを背景として日本消化器病学会では機能性消化管障害に対するガイドライン作成を決定し,2011年7月より「機能性消化管障害(FD/IBS)診療ガイドライン」の作成を進めている. 機能性消化管障害は「機能性ディスペプシア;FD」と「過敏性腸症候群;IBS」の二班に分かれて作業を進めている.FDガ...

第55回日本消化器病学会大会GRADEシステムに準じて作成された新ガイドライン最終報告

過敏性腸症候群診断治療ガイドライン
福土 審(東北大大学院・行動医学, 東北大病院・心療内科)
過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome; IBS)の研究は国際的に長足の進歩を遂げ,新薬の開発も盛んである.日本消化器病学会では,菅野健太郎理事長,渡辺守担当理事,木下芳一機能性消化管障害疾患責任者の提唱により,IBSの診断治療ガイドラインを作成することになり,作成委員12名(福土,金子,秋穂,稲森,遠藤,奥村,金澤,神谷,佐藤,千葉,古田,大和),評価委員5名(荒川,藤...

第55回日本消化器病学会大会GRADEシステムに準じて作成された新ガイドライン最終報告

NAFLD/NASHガイドライン
渡辺 純夫(順天堂大・消化器内科)
生活習慣,食事習慣の欧米化の加速によりNAFLD/NASHの患者が著増している.NAFLD/NASHは,過食・運動不足などを背景にしたメタボリック症候群をベースにするものが多く,単純性脂肪肝から,肝硬変,肝がんまで幅広い病態を含む.検診などで脂肪肝と診断される患者数は増加していて,成人人口の30~40%が脂肪肝と指摘される.これは欧米だけでなく,本邦においても公衆衛生上の大きな脅威になりつつある....

第55回日本消化器病学会大会GRADEシステムに準じて作成された新ガイドライン最終報告

GERD(胃食道逆流症)ガイドライン改訂の現状と問題点
木下 芳一(島根大・2内科)
胃食道逆流症(GERD)診療ガイドラインは2007年までの文献エビデンスにもとづいて2009年に発表されたものであり発表時点から既に4年間の時間が経過している.2007年以降にもGERDの診療に関する新たな文献エビデンスは多数発表され続けている.そこで 新しいエビデンスを取り込むべく重要なエビデンスの発表に対してはannual reviewの形でガイドラインの一部の修正,追加が行われホームページ上...

第55回日本消化器病学会大会GRADEシステムに準じて作成された新ガイドライン最終報告

消化性潰瘍診療ガイドライン改訂の現状と問題点
佐藤 貴一(自治医大・消化器内科)
消化性潰瘍診療ガイドラインの改訂が,2012年に開始された.作成委員会は,委員長以下,10名の委員により構成される.評価委員会は,委員長以下,5名の委員で構成される.
胃潰瘍,十二指腸潰瘍について,クリニカルクエスチョンを作成した.その数は,出血性胃潰瘍・出血性十二指腸潰瘍 12(うち新規1), H. pylori 除菌治療 18(新規3),非除菌治療 14(新規2),薬物性潰...

第55回日本消化器病学会大会GRADEシステムに準じて作成された新ガイドライン最終報告

炎症性腸疾患診療ガイドライン改訂の現状と問題点
上野 文昭(大船中央病院)
日本消化器病学会主導の炎症性腸疾患(以下IBD)診療ガイドラインとして,クローン病(以下CD)診療ガイドラインが2010年4月に刊行された.潰瘍性大腸炎(以下UC)を含まなかった理由は,これに先立ち厚労省研究班によるUC診療ガイドラインが策定されており,なおかつその内容が少なくともその当時は臨床における標準と考えられたので,二重標準を回避したためである.その後IBDに対する新しい治療法が開発され国...

第55回日本消化器病学会大会GRADEシステムに準じて作成された新ガイドライン最終報告

GRADEシステムによる改訂肝硬変診療ガイドラインの作成経過
福井 博(奈良県立医大附属病院・消化器・内分泌代謝内科)
GRADEシステムに基づく改訂肝硬変診療ガイドライン(GL)の作成経過について報告する.まず改訂GL作成のためにCQの見直しを行い,2012年12月に作成委員会に諮った上で2013年3月に改訂CQを確定した.CQ改訂にあたっては2年間の肝硬変診療の進歩と2010年版GLに寄せられた意見に基づいて,次のような基本方針で臨んだ.1) 2010年版 GLはやや専門的過ぎて非専門医に利用され辛かったという...

第55回日本消化器病学会大会GRADEシステムに準じて作成された新ガイドライン最終報告

胆石症診療ガイドライン改訂の現状と問題点
田妻 進(広島大病院・総合内科・総合診療科)
胆石症は消化器病の中では頻度の高い疾患の一つである.その診療は経過観察から高度技能を要するものまで多彩であり,それゆえにその実践もプライマリケアの現場から高度先進医療施設まで幅広い.2009年11月に日本消化器病学会から発表された胆石症診療ガイドラインもすでに3年が経過した現在,その間の新たな知見や既存のガイドラインの問題点を踏まえて改訂が始まっている.本講演ではその改訂作業の現状を紹介するととも...

第55回日本消化器病学会大会GRADEシステムに準じて作成された新ガイドライン最終報告

慢性膵炎診療ガイドラインの改訂作業状況
下瀬川 徹(東北大大学院・消化器病態学)
日本消化器病学会の「慢性膵炎診療ガイドライン」は2009年10月に初版が刊行されて以来4年が経過する.最新情報を盛り込むこと,わが国から世界に情報を発信することを目的に改訂作業が開始された.2011年7月に開催された第1回統括委員会で改訂作業の開始が確認され,同年11月およびその後に開催された改訂委員会で,以下の基本方針が決定された.1)世界の動向を鑑み,推奨グレードに「GRADEシステム」を採用...

第55回日本消化器病学会大会GRADEシステムに準じて作成された新ガイドライン最終報告

日本消化器病学会ガイドラインの今後に向けて
菅野 健太郎(日本消化器病学会・理事長)
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第55回日本消化器病学会大会GRADEシステムに準じて作成された新ガイドライン最終報告