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検索結果は21件です。

安全で負担が少ない腹腔鏡検査の進歩
泉 並木(武蔵野赤十字病院・消化器科)
B型やC型慢性肝炎の進行度や活動性の評価,および自己免疫性肝疾患や代謝性肝疾患の鑑別診断や確定診断に腹腔鏡が重要な役割をはたし,従来は貴重な検査法として用いられていた.最近では,侵襲性が高いことから実施する施設が減少している.しかし,機器の進歩によって侵襲性が低くなり,腹壁の切開は5 mmで施行可能になった.特にバーサステップというメッシュタイプのポートを用いることによって腹壁からの出血が皆無にな...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

腹腔鏡下肝表面におけるmicronodule観察の意義
乾 由明(兵庫県立西宮病院・内科)
【目的】肝硬変症の診断における腹腔鏡下肝表面観察の意義について検討した.【対象】腹腔鏡下肝生検を用いて肝硬変症と診断した222例(うち担癌25例)を対象とした.非飲酒家186例,常習飲酒家36例である.原因別に結節の大きさ,間質の幅,赤色紋理,黄色調,リンパ小水疱,斑紋の出現頻度について検討した.【成績】(1)C型肝硬変症例では径2-6mm未満の結節が92%,リンパ小水疱は26%観察された.自己免...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

当院における腹腔鏡下肝生検の現状
真田 拓(福井県済生会病院・内科)
【緒言】近年,各種モダリティによる非侵襲的な肝線維化の診断法が進歩しているが,当院では2003年1月から2012年12月末までの10年間で677例と,積極的に腹腔鏡下肝生検を行っている.今回当院での現状を報告するとともに,画像や血小板数と腹腔鏡所見の合致,臨床像と乖離する経験の多いHBs抗原陽性例に関して検討した.【対象】2008年1月から2012年12月末までの5年間に施行した300例.年齢中央...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

腹腔鏡下肝生検が診断に有用であった自己免疫性肝炎の一例
安中 哲也(岡山大病院・消化器内科)
症例は66歳,女性.X年4月~X+1年4月までプロポリス内服.X+1年4月より全身倦怠感,5月31日に黄疸,下腿浮腫,腹部膨満を自覚し前医受診.血液検査ではT.Bil 9.24 mg/dL, AST 352 IU/L, ALT 172 IU/L, ALP 1104 IU/L, PT 47%であり,急性肝不全として緊急入院.肝炎ウイルスマーカーは陰性.抗核抗体80倍,IgG 2075 mg/dL.画...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

自己免疫性肝疾患におけるNBIを用いた腹腔鏡下肝生検の有用性
辻 恵二(広島市立安佐市民病院・消化器内科)
【目的】自己免疫性肝疾患の診断において腹腔鏡検査は有用である.近年NBIを用いた腹腔鏡検査が可能となり,より詳細な肝表面の観察が可能となった.今回我々は自己免疫性肝疾患におけるNBIを用いた腹腔鏡下肝生検の有用性について検討した.【方法】対象は自己免疫性肝疾患を疑われ当院にて腹腔鏡下肝生検をおこなった33例,男性6例,女性27例,年齢中央値61(33-80)歳.うち2009年からの19例は,NBI...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

原発性胆汁性肝硬変診断における腹腔鏡下肝生検の位置付け
石川 智久(東京慈恵会医大・消化器・肝臓内科)
【目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC)は組織学的診断に際し,病変分布が不均一となりsampling errorが危惧される.PBCには特徴的な肝表面像(SF)を見るが,腹腔鏡は侵襲性と手技に熟練を要し件数が減少している.SFと臨床背景,組織学的病期を比較,PBC診断における腹腔鏡の位置付けの再考を試みた.【方法】1999-2010年に腹腔鏡下肝生検を実施,当科にて確定診断されたPBC 98例(男 1...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

C型肝炎における腹腔鏡検査の特徴と有用性
小松 通治(信州大・消化器内科)
C型肝炎は長年の経過で徐々に肝線維化が進行し肝硬変から肝発癌に至る疾患であるため,組織学的に肝炎の活動性や線維化の程度を評価することは臨床的に重要である.腹腔鏡検査は肝生検を安全に行うとともに,肝表面の観察,肝硬度の確認,門脈圧亢進症などに伴う二次的所見の確認などが可能であり,肝生検所見との対比により高い精度で肝組織所見を評価することが可能である.今回,C型肝炎の腹腔鏡所見の特徴や肝組織所見との対...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

Laparoscopic image of Non-alcoholic steato-hepatitis(NASH)
岩井 秀司(大阪市立大大学院・肝胆膵病態内科学)
当科において腹腔鏡でNASHと診断し得た症例は23例であった.その中の1例を症例提示する.症例:62歳,女性.脳動脈瘤,橋本病で他院通院中に脂肪肝を伴った肝障害を指摘され当科紹介となった.既往歴:55歳時に脳動脈瘤クリッピング術,62歳時に橋本病の診断を受け内服加療中.家族歴:特記すべきことなし嗜好歴:特記すべきことなし(飲酒歴なし)検査所見:WBC 2300/mm3, RB...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

非アルコール性脂肪性肝疾患診断における腹腔鏡検査の有用性
徳本 良雄(愛媛大大学院・消化器・内分泌・代謝内科学)
【目的】非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は単純性脂肪肝(SS)から非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)を経て肝硬変に至るが,臨床検査値からの線維化予測の評価法は確立されていない.さらに,アルコール性肝障害との鑑別は病歴以外では困難である.そこでNAFLD診断における腹腔鏡の有用性を明らかにする目的で検討を行った.【方法】対象は当科で腹腔鏡下肝生検を施行し組織学的にSSまたはNASHと診断し...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

門脈血栓を合併し特異な腹腔鏡像を呈した非定型Churg-Strauss症候群の一例
谷合 麻紀子(東京女子医大・消化器内科)
Churg-Strauss症候群(CSS)はかつてアレルギー性肉芽腫性血管炎と呼ばれ,現在は国際的にCSSの名称が用いられる.典型例は気管支喘息が先行したのち末梢血好酸球増多を伴う壊死性小動静脈炎・肉芽腫が出現し,末梢神経炎,皮疹,脳心血管病変など多彩な症状を呈する疾患である.典型例の診断は比較的容易であるが非定型CSS症例は診断に苦慮することも多い.今回,非定型的な経過と特異な腹腔鏡所見を呈した...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

地域基幹病院における腹腔鏡及び肝生検の意義に関する臨床的検討
高橋 達(魚沼病院・内科)
【目的】地域基幹病院における腹腔鏡肝生検の臨床的意義について検討した.【対象と方法】対象は2003年5月からの7年1カ月に施行した診断的腹腔鏡(L)68例,エコー下肝生検(U)143例,手術的生検2例の計213例である.自己免疫性肝疾患(PBC, PSC, AIH)は可能な限りLを実施し,B,C型慢性肝炎(CH-B, C)はUを主とした.アウトカムをpeer reviewのある論文数とした.【結果...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

経皮的RFAが困難な例に対する腹腔鏡下RFAの有用性
村岡 優(武蔵野赤十字病院・消化器科)
【目的】当院では肝表在型HCCや隣接臓器が存在し経皮的RFAが困難であるHCCに対して腹腔鏡下RFAを施行している.3次元画像解析システムを用いた肝臓の3D画像作成,腹腔鏡用linear型,sector型エコーを使用し腫瘍の局在を明確にすることで治療効果を向上させている.今回,腹腔鏡下RFAの長期成績を検討した.【方法】当科で経験した腹腔鏡下RFA症例を提示する.2001年1月1日より2013年3...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

当院における腹腔鏡検査・治療の現状
渡邊 俊司(自治医大・消化器内科)
【背景】当院では,腹腔鏡の黎明期から,その有用性に着目し,肝疾患の診断・治療のために活用してきた.また,消化器疾患に限らず,腹腔鏡検査が有用な病態が存在する.今回,腹腔鏡が有用であった症例を提示し,その役割について検討した.【当院の現状】腹腔鏡的肝癌治療:55症例/年,経皮肝生検:62症例/年,腹腔鏡下肝生検:2症例/年.【肝細胞癌に対する腹腔鏡治療】経皮ラジオ波焼灼療法が一般化しているが,肝表の...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

腹腔鏡下肝切除を最も行っている施設から
新田 浩幸(岩手医大・外科)
腹腔鏡は診断のツールであったが,外科領域では切除治療にまでルチーンに用いられるようになってきた.部分切除から始まった腹腔鏡下肝切除であるが,外側区域は既に標準治療として広く普及しつつあり,昨春の診療報酬改定から74,880点が請求出来るようになった.さらに教室が中心となり区域切除や葉切除の腹腔鏡下肝切除(部分切除,外側区域切除以上)の多施設共同試験を実施しており,将来は多くの肝切除が腹腔鏡下に行わ...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

腹腔鏡下肝ブロック生検が診断に有用であった3例
宮城 重人(東北大病院・移植・再建・内視鏡外科)
背景腹腔鏡下肝切除は保険適応となり標準術式となってきた.当チームでも腹腔鏡下肝切除が10例を超え,術式として安定してきた.一方肝生検では,従来のCNBでは診断が難しい症例が増加している.このため腹腔鏡を利用したブロック肝生検の有効性が注目されるようになった.当科でも腹腔鏡下肝ブロック生検を3例に施行したので報告する症例症例1は65歳男性.12歳まで山梨在住歴あり.17年前より慢性肝障害指摘されるも...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

背景肝の線維化を反映した肝切除術式:術前肝生検の問題点
蔵満 薫(神戸大・肝胆膵外科)
【背景】我々はこれまで術後肝不全が血清ビリルビン値やICG負荷試験などの肝予備能検査ではなく摘出肝の線維化と肝切除量で規定されること,従って摘出肝の線維化が術式決定において最も重要な役割を果たしていることを明らかにした.しかし術前肝生検と摘出肝線維化の相関関係については不明な点が多い.そこで今回我々は肝切除術式決定における術前肝生検の問題点とその対策について検討したので報告する.【方法】2010年...

第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

4-10,14-15コメンテーター
中沼 安二(金沢大大学院・形態機能病理学)
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第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

4-5コメンテーター
道堯 浩二郎(愛媛県立中央病院・消化器病センター)
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第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

6コメンテーター
長谷部 千登美(旭川赤十字病院・消化器内科)
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第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点

7-8コメンテーター
橋本 悦子(東京女子医大・消化器内科)
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第55回日本消化器病学会大会腹腔鏡・肝生検の現状と再評価-次世代への継承とその問題点