セッション

検索結果は26件です。

当院におけるB型急性肝炎3例の経験
加藤 亮(市立甲府病院 消化器内科)
【症例1】26歳男性。交際している台湾人のパートナーがHBs Ag陽性を指摘されたため、心配になり近医を受診し血液検査を受けたところALT 208 IU/ml、HBs抗原陽性、HBV-DNA>9.1 logcopy/mlの結果であり当科に紹介となった。ALT 1180 IU/ml、IgM-HBc抗体陽性、過去にHBs抗原陽性を指摘されていないことからB型急性肝炎と診断した。genotypeはAであ...

第053回甲信越支部例会

イレウスを生じなかったパテンシーカプセル滞留の一例
日原 優(飯田市立病院 消化器内科)
パテンシーカプセル(PPC)はPillCam®SB2カプセル(CE)による小腸内視鏡検査に先立ちCE通過性の確認目的に使用されるが、PPCそのものの滞留によるイレウス発症も報告されている。今回、小腸の通過性は良好であったものの、イレウス症状を起こすことなく長期間結腸内にPPCが滞留した1例を経験したので報告する。
【症例】30歳代男性。Peutz-Jeghers 症候群に伴う腸重積に...

第053回甲信越支部例会

皮下結節性脂肪壊死を合併した慢性膵炎の1例
盛田 景介(長岡中央綜合病院 内科)
【はじめに】皮下結節性脂肪壊死は、膵疾患に伴う稀な疾患であり、四肢に好発する軟性皮下結節として見られる。今回我々は皮下結節性脂肪壊死を合併したアルコール性慢性膵炎の1例を経験したので報告する。【症例】65歳男性。平成25年5月3日に急性膵炎にて当科へ入院、保存的治療で軽快した。以降は外来通院していたが、8月中旬より食欲不振、上腹部痛を自覚し、8月20日に当科を受診。血液、画像検査所見より膵炎の再発...

第053回甲信越支部例会

消化管転移で発見された乳癌の2例
井上 良介(済生会新潟第二病院消化器内科)
乳癌の遠隔転移部位は肺、肝、骨の頻度が高い。消化管転移は稀とされており、進行例末期の全身転移の一部分症として認められるとの報告が多い。そのため、初発に消化管症状を訴えた場合、転移性乳癌の診断に難渋することも少なくない。今回私たちは、消化管病変から乳癌の転移と診断した2症例を経験したので、その臨床的特徴につき報告する。症例1、80歳代女性。嘔吐、腹部膨満感を訴え、EGDで胃内に大量の残渣と多発性胃瘍...

第053回甲信越支部例会

胃癌の診断を契機に発見されたサルコイドーシスの1例
菅野 智之(済生会新潟第二病院)
サルコイドーシスは消化管に発生することは稀であるがその大部分は胃に発生する。一方、悪性腫瘍に伴うサルコイド反応は本邦では胃癌、肺癌に多いと報告されている。今回我々は早期癌類似進行胃癌と同時に胃壁、領域リンパ節にサルコイド肉芽腫の多発を認めた1例を経験した。症例は50歳代の女性。心窩部痛を主訴に当院を受診し、CTにて胃小弯に1cm弱の腫大リンパ節を指摘された。EGDで幽門輪の変形と、幽門前壁部~幽門...

第053回甲信越支部例会

食道胃静脈瘤破裂例の検討
原井 正太(山梨大学 医学部 第1内科)
目的:食道胃静脈瘤破裂例の危険因子を検討した。対象:2005年1月より2009年9月まで当施設で食道胃静脈瘤を加療した延べ258例。破裂例は62例(24.0%)。方法は年齢,性,食道静脈の部位,形態,RCの有無,Lg有無,入院日の検査(Alb,T-Bil,血小板数,PT%),腹水有無,脳症有無,HCC有無,肝疾患原因がアルコール性か否か,を検討した。内訳は平均年齢65.1歳,男165(64.0%)...

第053回甲信越支部例会